2014年11月27日 のアーカイブ

A&C沖縄通信<うちなーむん花ブロック>

2014年11月27日 木曜日

沖縄っぽい建物だなと感じればそこには、花ブロック。

沖縄では建物の建材として、台風に強いコンクリートが好まれ、風に強い平屋、もしくは低層階の建物が多くみられます。本土と比べて、街並みから南国らしさを感じるのは、コンクリートと低層のつくりが関係しているのかもしれません。
あと、パステルカラーがふんだんに使われた色彩センス。と開口部をチマチマつくらない開放的なつくり。

住宅における統計調査データを見てみると、その差は歴然。
日本全国では約30%以下にとどまる鉄筋・鉄骨コンクリート造は
沖縄では約90%にものぼり、おどろくべき普及率!

戦後、基地内施設工事にてつかわれていたコンクリート技術を見よう見まねで学び、
基地外にもコンクリート造の建物が増え、より沖縄の気候に合ったものを、と花ブロックが生まれたといわれています。


外人住宅にもマンションにも

風と共に色々なものが宙に舞い、窓ガラスの手前にもう一枚壁がほしくなる台風の時期。
かといって、本当にコンクリート壁を作ってしまうと光も風も入らず、住まいとしては、心地良くない。
程良いシェルターとしても、重宝されています。

また、沖縄の強い日差しを遮りながら、海からの風を取り入れることができ、
ほどよく外からの視線も遮るため、バルコニーの目隠しにも◎
使われる建物種別は、限られておらず分譲マンションや戸建でも見かけます。
デザイン的にも見栄えがするので、花ブロックが使われている物件=人気物件になることもしばしば。

うちなーむん(沖縄県産品)のひとつとして、うちなんちゅに愛されつづけた花ブロック。
いまや種類は100種類以上もあり、街なかで見つけてはカメラに収める、花ブロック収集家もいるとかいないとか!?
ちなみに、花ブロックは県外へも発送が可能なので、お部屋のワンポイントにつかうのも良いかもしれません。

(Arts&Crafts沖縄事務所より)

花ブロックがたくさん使われている物件↓
<沖縄不動産文庫>hug5+ 賃料:45,000円/間取り:1K
http://www.dspec.jp/date/pg823.html