2014年9月 のアーカイブ

掲載誌のお知らせ|とにかく快適なキッチン

2014年9月8日 月曜日

別冊プラスワンリビング/はじめてのRe;Form No.5(主婦の友社)
別冊プラスワンリビング/はじめてのRe;Form No.5

“とにかく快適なキッチン”に事例を掲載いただきました。

鉄筋コンクリート造のテラスハウスの1階部分を
大胆にリノベーションしてキッチンを大移動。

TOLAでおなじみのキッチン台を中心に、
厨房機器や板金屋さんにつくってもらったレンジフード
イケアのカウンターに、DIYで棚を作りたし
手元と足下には好きなタイルをコーディネート。

良い眺めです。

自由設計ならではのヒントがたくさんつまっているので
是非ご参考に!
https://www.a-crafts.co.jp/works/house/h014.html

大阪のフォークロア@老松町

2014年9月8日 月曜日

「フォークロア」って言葉をご存知でしょうか?
昔から人々の間で語り継がれ受け継がれてきた習慣、信仰、儀礼、説話、民謡、諺など,およびその研究のことをまとめて指す言葉だそう。

今回ご紹介する大阪のフォークロアは『老松町』。

でも、グーグルマップで「老松町」と入力してもここで取り上げる「老松町」という町は出てこない。今は区画整備を経て「大阪市北区西天満」という名前になっている。

「老松町」って言われても「どこ?」ってなる人も多いのでは?

今は町名としては使われていないが、北区西天満を東西に伸びる老松通り一帯は、古くから大阪天満宮の参詣道として栄えた町で、今でも「老松町」という旧地名で呼ぶ人がいるほど大阪の中でも特にキャラ立ちした町。


左:大江ビルヂングはランドマーク的存在。館内は写真撮影禁止…

ギャラリーや画廊、古美術商が80〜90件ほど軒を連ね、隣の北新地とはまた違った雰囲気の老舗料亭や蕎麦屋、小料理屋が多く、裁判所が近いため弁護士事務所や司法書士事務所も多いのでどことなくアカデミックな印象を受ける。

レストラン、隠れ家的なバーやコダワリの雑貨屋なんかも増えているようだ。

先日、老松通りに面したビルの一室をアートアンドクラフトがリノベーションして大阪R不動産で賃貸募集することになったので近所を散歩してみた。

まずは、物件の近くにある7月末にオープンしたばかりのお店へ。

◎credenzaにて
http://credenza.jp/

credenzaは築約40年の建物の一室に7月末にオープンされたばかりのお店。

「掌におさまるものが好き」という店主の堀さんが蒐集したモノはどれも思わず手に取ってみたくなる。掌でその重さや質感を楽しんでいると堀さんが商品について丁寧に説明してくれる。その話を聞くと自分では気付かなかった視点でモノを眺めることができ、ますます興味が湧いてくる。

堀さんは大阪市内で物件を探されていたそうだ。
なぜ「老松町」という人通りがあまり多くないエリアでお店をオープンしたのか聞いてみた。

―credenza堀さん
「人の出入りが激しいエリアに行くと、お金とモノのやり取りばかりを追求する関係がとても刹那的に思え、じっくりモノや人と向き合うことができないことに窮屈さを感じることがあり、自分の店では、作品やプロダクトとじっくりと向き合っていただきたいと思っていました。そこで、お客さんが通りがかりだけではなく、ちょっと一手間掛けてお越しいただくようなエリアを探していたんです。物件を探しているときに何気なくここの路地に入ってこの天井が道から見えて気になっていたら、たまたまここが空いていたので借りることにしました」


credenzaのある路地。画面右下の物体が気になる…

と、ひょんなきっかけで老松町の古い建物の一室で店を開くことになった堀さんだが、もともと老松町のイメージはどんなものだったのだろうか?

―credenza堀さん
「老松町を初めて知ったのは20代前半のころ。そのときは店の敷居が高くて、店に入れても高くて手が届かない、大人のエリアだと思いました。最近は、自分が年を重ねた、というのも大きな理由ですが、20代の頃に感じた閉鎖感のようなものは当時ほど感じなくなりました。興味や好奇心のある者に対して入り口が開いてきたように感じます。自分の店は刹那的な消費を楽しむ場にしたくないので、老松町にはそれをはじく力がまだあり、今の自分に合ったエリアだと思います」

堀さんが言うように老松町界隈にはいい店が多くいい町だと思うが、その魅力はまだまだ知られていない。「自分の店だけだはなく、この街を今まで以上に楽しんでもらえるよう、エリアの魅力を分厚くしていくことが大切だと思います。」と言う堀さんがいる老松町。どんな風に変わっていくのかこれから楽しみだ。

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再び町に出て散策を続けること1時間…
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法律関係の事務所や昔からあるようなギャラリー、画廊、そして古美術商がとても多い。
どこも敷居が高く感じられてなかなか店に入ることができなかった。歩き疲れて老松通りにある珈琲店に入ることに。


画面右下の小さな珈琲店へ

◎とある珈琲店にて
昔ながらの喫茶店でリラックスできる空間でほっと一息。
その都度豆を挽いて淹れてくれる珈琲はおいしく元気が出てきたら、店主と常連と思わしきいかにも老松町にいそうな品のある婦人たちの話が聞こえてきた…

「この辺って今何て言うん?」
「西天満…昔は老松町ゆうて、いい名前があったのにホンマ残念やわ」
「ほんまやな~」

と、こんな会話を聞いているとやはり昔からこのあたりにいる人は「老松町」という町の呼び方が好きだったんだな、と彼女たちのこの土地への愛着を感じた。

正式な町の呼び方ではないけれども「老松町」という呼び方が忘れられないために、大阪に住むひとりの人間としてここを「老松町」と呼び続けたいと思った。

(ちゅら)

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●入居者募集中!
『個性ある町、個性ある箱。個性ある者求ム。』
http://www.realosakaestate.jp/estate.php?n=1456
賃料 8万8000円/53.05 平米
大阪市北区西天満4-5-3

『老松町のマスクマン』
http://www.realosakaestate.jp/estate.php?n=1367
賃料 8万円/46.90 平米
大阪市北区西天満4丁目

『裁判所のおひざもと』
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賃料 4万8000円/19.83 平米
大阪市北区西天満2丁目
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家主・ビルオーナー向け!再生事例内覧会@老松町の個性的なハコ

2014年9月4日 木曜日

アートアンドクラフトでは、空室に悩むビルやアパートの
改修・再生、入居者募集までをサポートしています。

建物

今回の事例は大阪市北区西天満の老松通りにあるこの鉄骨造4階建のワンフロア。
どこにでもありそうな普通のオフィスを、個性的な町に似合う魅力的な賃貸商品にする手法とは?

街並み
ギャラリーや老舗料亭だけでなく、隠れ家的なバーや個性的な雑貨屋もある個性的な町

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【家主・ビルオーナー向けの内覧会を開催します】
日時:9月6日(土)15−16時 ※予約不要。直接現地にお越しください
場所:大阪市北区西天満4-5-3
地図:http://goo.gl/maps/qEpJH(Googleマップ)
賃貸条件等:http://www.realosakaestate.jp/estate.php?n=1456
※上記日時の間に一般のお客様のご来場はお断りしております。
内見をご希望の方は上記リンクからお問合わせください。個別にご案内致します。
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親から物件の管理を任された30代の2代目ビルオーナー。
せっかく任されたので持て余すわけにもいかず、地元の不動産屋さんなどに声をかけて入居者を探すもののなかなか借り手が現れず、結局、ワンフロアまるごと物置き状態に…

「このままではいかん!」とリノベーションに解決の糸口があるのでは?と
ご相談に来られました。

「町の個性と隠れた需要」、「建物のポテンシャル」を分析して提案したのが、
『寝泊まり可能なオフィス』

キッチン、洗面
シャワーもあり寝泊まりするのに必要な専用の住設備は完備

室内に入ってまず目につくのがシンプルな空間の中心に立つヘリンボーンと青色でつくられた箱。

室内

それ自体が空間のアクセントであり、緩やかにゾーニングする仕掛けであり、収納であり、黒板塗装で塗られた箇所はメッセージボードとしても使えます。

なぜ、こんなものを?

この空間をつくる中で、
町の個性に合う賃貸商品をどのように考えだしたか、
大阪R不動産の日常業務で見聞きするユーザーの声をどう反映したか、
それは現地でご説明します。

是非ご参加ください。

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ご案内
■駐車場のご用意はございません。
■室内の写真撮影はお断りしております。