不動産|閉ざされていた不動産市場が解放される?!

text=西川純司(Arts&Crafts プロパティコンサルティングユニットリーダー)

最近「◯◯テック」という言葉をよく耳にするようになりました。
AIやビッグデータといったテクノロジーによって今後ますます私たちの生活は便利になりそうです。

「不動産ってよくわからない」
一般の方はそう思う方がほとんどではないでしょうか?
日本の不動産市場は長らく不動産業者と一般消費者での情報の非対称性が問題になっています。不動産業者である私たちですら、どこでどうやって情報が動いているのかわからないことも多々あります。
そんななか不動産分野もテクノロジーとの融合が進み「不動産テック」という言葉が生まれ、今後は「不動産価格の見える化」も進み、情報の非対称性は少なからず解消されていくはずです。

不動産業者へ売却の依頼をする場合、媒介契約(※)という契約を結ぶのですが、その前に査定(※)をしてもらい売却価格を決めなければなりません。
不動産価格は一物四価(※)と言われるように一般の方々にはとても分かりづらく複雑です。
「不動産テック」による「不動産価格の見える化」が進めば、不動産業者の査定が妥当なのかどうなのか、ひとつの指標として強い味方になりそうですが、個別性の強いリノベーションされたような物件も一括りになると正しく評価されないのではとも思います。

アートアンドクラフトがリノベーション事業を開始したのが1998年。
20年の間に約600軒のリノベーションをお手伝いしてきました。
20年という月日の積み重ね、ご依頼いただいた600軒の積み重ねで、最近は売却や賃貸のご相談を受けることも以前にも増して多くなってきています。

アートアンドクラフトで売却をお手伝いさせていただく最大のメリットは会員向けメールマガジンや大阪R不動産で広告を行うため、価値観を共有できるユーザーへ情報を届けられることだと思います。

20年間リノベーションを行ってきた会社だからこそ、不動産そのものの価値に加えリノベーションの付加価値を正しく評価でき、そして次の住まい手へ橋渡しできるような存在でいたいと思っています。

所有の不動産についてのお問い合わせはこちら
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アートアンドクラフトでリノベーションさせていただいた物件の売却をご依頼いただいた方には成約決済時に10万円分の商品券をお渡ししています。

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▼不動産豆知識

【媒介契約の種類】
1)一般媒介・・・依頼者は複数の宅建業者に重複して依頼できます。
2)専任媒介・・・依頼者は他の宅建業者に重複して依頼できませんが、自ら取引相手を探して取引することは可能です。
3)専属専任媒介・・・依頼者は他の宅建業者に重複して依頼することができず、依頼した宅建業者が紹介する相手以外の人とは取引できません。

【一般的な不動産査定方法】
1)原価法・・・主に戸建の査定に用いられます
2)収益還元法・・・主に事業用不動産の査定に用いられます
3)取引事例比較法・・・主にマンションや土地の査定に用いられます

【一物四価】
1)実勢価格・・・実際の不動産取引価格
2)公示地価・・・国交省が公示する標準地の価格
3)路線価・・・相続税や贈与税の算定基準となる価格
4)固定資産税評価額・・・固定資産税等の算定基準となる価格