WORKS

かつての住まいに帰って、今の暮らしにときめきを

「家族5人、川の字で寝る生活を脱したい」との相談から始まったUさんの住まいづくり。子どもの通う校区内で物件を探していましたが、なかなか希望に見合う物件に出会えずにいました。そんな中、もともと両親と祖父母が二世帯で暮らしていた実家の1階が空き、2・3階に住んでいた両親が1階に移ることに。空いた2・3階部分をほったらかしにするのはもったいないし……家族みんなで、実家にかえって住み継ごう!と話がまとまり、「実家にかえって二世帯暮らし」のリノベーションとなりました。2・3階は合わせて約100㎡、全てに手を加えると予算オーバー!叶えたいことの優先順位を決め、好きな要素を散らばせつつ、新旧のバランスが調和したUさんらしい住まいになりました。
今回の計画では、リノベーション費用の借入にあたり、親名義だった建物の所有権移転が必要不可欠。相続税や贈与税などの税金対策も兼ねて、専門家のご紹介もお手伝いしています。

リビングダイニングは既存の床の上にPタイルを上貼りすることで、コストを抑えつつイメージチェンジ。「光がたくさん入ってきて気持ちいいです!やっと個室ができたのに、みんないつもここに集まっています(Uさん)」

曲線のデザインがお好きなUさん。日々過ごす時間の多いキッチン・ダイニングにアールのデザインを取り入れた。「ここはコーヒーの香りが似合います」(Uさん)

飾り棚でディスプレイを楽しんでいる。

天井は既存のまま。懐かしい模様付きのボードがアクセントになってかわいい。

前の住まいから持ってきた、思い入れのある食器棚。食器棚の大きさに合わせて、キッチンをプランニング。

和室の障子は障子紙を撤去し、緩やかな間仕切りとして再利用した。

寝室の一部にもなるWIC。コンパクトな空間ながらも圧迫感を感じさせない工夫。

WICとの間のスクリーンを下ろすと映画鑑賞を楽しめる。

WICは棚板、ハンガーパイプも元々あったものを再利用。

窓から心地よいひかりの入る、植物も育つ収納に。

事例で見た洗面カウンターを気に入り、まるっとそのまま採用。ニッチ棚にもアールのデザインを「身支度の度にテンションが上がります!(Uさん)」

主寝室から水回りへの開口を新たにつくり、共働きで忙しいおふたりの動線を改善した。

洗面室から続くランドリールームには、ガス乾燥機を設置。湿度の多い沖縄では大活躍!

当初は取り替える予定だった階段の手すりも、他の雰囲気が変わることで、すてきに映えている。

ピンク色だったトイレのタイルは塗装し、目地を活かしつつすっきりとさせた。

入居者の声

かわいい空間の中での打ち合わせが、毎度リフレッシュになって楽しかったです!もともとwebで事例を見ていて、すてきだなと思っていたので、今回の空間作りにも参考にしました。好きなテイストがありすぎて、うまくまとめることが大変でしたが、設計者さんの「いちばん過ごすことの多い場所に絞って、気分の上がる要素を取り入れましょう!」と、ときめきを感じるデザインを上手に取り入れてくれました。まずは設計者さんのアドバイス通りに進めたらいい感じになるので、相談してみるといい思います!(Uさん)

OUTLINE

物件名/U邸
所在地/沖縄県浦添市
構 造/鉄筋コンクリート造
築年月/1992年
竣工月/2024年3月
施工面積/109.89㎡

*工事費:1160万(税別)

写真:井田佳明

担当者より

元々ご主人のご両親と祖父母のための二世帯住宅として新築した戸建て。次の世代が受け継ぎ、新たな二世帯住宅となりました。既存の内装は、大切に住まわれていた事が伝わってくるくらい、とても綺麗で天井はそのまま利用しました。間取りや内装の仕上げ打合せは奥様が、「ご機嫌に過ごせる、気分が上がる」をテーマに進めていきました。好きなインテリアの画像を見て、アールの開口が好きなんだなという印象があり、奥様が長時間過ごす場所にデザインで取り入れていきました。お引き渡し後のインテリアが揃ったお部屋と家族写真、とても素敵です!(李)

STAFF

アーキテクト:李麻生

コンサルタント:金城海名

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