【大阪R不動産】文の里を散策してきました!

阿倍野区役所のホームページによると、「文の里」という地名が出来たのは昭和26年。
この町名は南海平野線(1980年に廃線)の駅名「文ノ里」に由来し、
その駅名は、周辺に学校が多かったことから名づけられたそうです。
なんだか文学の香り、しませんか?

御堂筋線の「昭和町駅」と徒歩3分しか離れておらず、
そちらの駅前が賑やかなこともあり、ちょっと地味な町という印象かも知れません。
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地下鉄の駅を上がると左手に「文の里明浄」商店街、右手に「文の里」商店街、
2つの商店街の入り口が高速を挟んで向かい合わせにあります。

こちらは商店街のポスターが一時期話題になった文の里商店街。
(検索するとたくさん出てくるので気になる方は調べてみてください。笑えます。)
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左:昔ながらの商品ケースには手頃な価格の和菓子がたくさん並んでいます。
右:姉妹が営むレトロな着物屋さん。着付け教室やレンタルも。

「文の里明浄」商店街は、入り口から出口まで見渡せるほど短い商店街です。

左:時代を感じる寿司屋、渋い!
右:その斜め向かいには去年オープンしたお洒落な散髪屋。

商店街を抜けて少し歩くと、2年前にオープンした古本屋「居留守文庫」があります。

店主の岸さんから色々と文の里のお話を聞かせてもらいましたが、
元々文の里に縁があった訳ではなく、こちらの物件に出会って移り住まれたそうです。
昭和町の駅前にあった新刊の本屋が無くなったこともあり、今では町の古本屋として
近所の方が本を買いに来たり売りに来たりと、地元民に重宝されているとか。

堅苦しい古本屋の雰囲気はなく、入口近くには1冊100円の棚や、
絵や雑貨などもあるので、ぜひ訪ねてみてください。

そんな店主さんに教えてもらった近所のおすすめ店2軒です。

写真左は明浄高校前のカフェ「ミスエヴァンス」。
ランチを食べようとやってきましたがまさかの臨時休業…。次回また来てみます。
右は大正13年開業の銭湯「天明湯」。今も100%薪で沸かすお湯質が素晴らしいと
銭湯マニアの評価が高いそうです。奥さんがお一人で開けているので、営業時間が
夕方16:30~19:00とたったの2時間半!行かれる方はご注意ください。

阿倍野区役所の方へ進んでいくと突如現れる近代建築。

大阪市指定有形文化財にも指定されている大阪市立工芸高校です。
1924年に竣工された歴史と伝統を感じさせる建物は一見の価値があります。

左:エントランス。ドイツの工芸高校をモデルとして設計されたそう。

工芸高校の北側には石畳の路地と長屋。一番奥の長屋は陶芸教室でした。

あちこちにタイムスリップしたような昭和の景色が残っています。


工芸高校からJR美章園方向へ5~6分進むと、立派な門に赤いのれんがかかった
ゲストハウス「おどり」。

築70年以上の古民家を使った表庭、中庭、坪庭が自慢の宿。
今年3周年を迎え、外国からのゲストも多いそうです。

立派なうだつのある長屋と門のある長屋。長屋好きにはたまりません。

少し歩いただけですが、文の里は地味ながらも味わいのある町でした。
古き良きもの、歴史を感じるものに惹かれる人なら好きな町だと思います。
今まで大阪の南側には興味がなかった人も、散策してみてください。

(さわの)

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『文の里で職住近接を始めよう。』
http://www.realosakaestate.jp/estate.php?n=1611
賃料13.5万円 / 97.93㎡
大阪市阿倍野区文の里2-7-13
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