A&C沖縄通信〈外人アパートとは?〉

はいさい!沖縄事務所の廣川です。
今回は沖縄県の中部、宜野湾市に位置する、築約50年の外人アパートをピックアップ。

ヤシの木を携えてどっしり構えている姿がカッコイイこちらの外人アパート。
元々は軍人向けの短期宿泊施設として使われていた建物が、月日が経ち、アパートとして使われているもの。

建物はワンフロア16戸の3階建て。
年代を感じる螺旋階段を中心に、左右に分かれる長い共用廊下から各部屋へ入るスタイルは、宿泊施設だった名残を感じます。
もちろんコインランドリーは現役で活躍中です!

そもそも外人アパートとは?
1950年~60年代に米軍基地内の住宅が不足し、地元業者が、基地の周辺に軍人向けの住まいをつくり始めたのがはじまりだそう。大型基地のある、宜野湾・北谷・北中城などに多くみられます。戸建て型の外人住宅は住宅以外に、改装してカフェやレストランなどに使われていたりしますね。

基本的なつくりは鉄筋コンクリート造、壁式構造。アメリカンスタイルで、土足を想定したつくりのため玄関がありません。バスルームは、トイレとバスタブが同じ空間にあることがほとんど。開放的で、仕上はタイル張りが特徴です。

ちなみに沖縄県は全国でバスルームの広さが1位なんだとか、、納得。

部屋の中は、タイルカーペットの床に白ペンキ仕上の壁、とかなりシンプルな18帖ワンルーム。
梁や柱がない空間は、インテリア次第で自分だけの空間をつくり出せそう。
バルコニーは広く、気持ちよく洗濯物が干せますよ。

沖縄で住まいを考えるときに1度は候補にあがる外人アパート。
懐かしさと程良い開放感があり、気持ちよく暮らせそうな住まいでした。

(Arts&Crafts沖縄事務所より)

――

ご紹介した物件の詳細はこれ↓
<沖縄不動産文庫>ひだまりアパート 賃料4.5万円/18帖ワンルーム
http://www.dspec.jp/gaijin/date/pg252.html