A&C現場からのお便り〜フローリングメンテナンス編〜

2011年に約70平米のマンションを購入され、TOLAでリノベーションしたS邸。
▷S邸の当時のリノベーションはこちら
その時に施工した、LDKとStorageの杉フローリングが全体的に削れてきたということで、Sさんからアフターメンテナンスのお問い合わせが来ました。
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当初は、塩ビタイルやカーペットなど、別の材へまるまる交換を検討していたSさん。
そこで、相談を受けたアーキテクト(建築士)が、研磨して再塗装すれば、まだまだ使えるという無垢材の利点を説明しました。
すると、この材に愛着を持って使っていたSさんは、それに感銘を受けて、納得。
「このフローリングを残せるなら!」ということで、アーキテクトのアドバイス内容で施工することを決めました。

1日がかりの作業で蘇る無垢材

今回、34平米分のオイルステイン塗装の杉フローリングを全面研磨しました。
まず、粉じんが舞わないようにしっかりと養生。
最初は、番手小さい(目の荒い)もの、4段階でだんだん番手を大きい(目の細かい)サンドペーパーに変えて、専用の機械で全体を研磨していきます。
細かい部分はハンディ、角はコーナー用、と機械もチェンジ。
画像_1研磨している様子。機械を変えながら、作業していきます。

画像_4(左)サンドペーパーを交換している様子。(右)材と材のつなぎ目。研磨が難しく、前の塗料が残ってしまうところ。

全て研磨が終わったら、次は塗装をします。
今回は、リノベーション時の雰囲気を損なわないよう、同一色を使いました。
画像_2(左)研磨が全て終わった様子。塗装で隠れていた木目がはっきり。(右)塗装作業の様子。端から丁寧に。

ようやく塗装が終わって、これで終了!・・・ではないんです。
その翌日は丸一日、乾燥させていきます。
塗料はゆっくり材に馴染んでいくので、その時間が必要なんですね。

仕上がりはこちら!
従前と比べたら、だいぶ材も蘇りました!
Sさんも「こんなにキレイになるんですね」と驚かれており、大変満足のご様子でした。
画像_3(左)塗装が全て終わった様子。立ち入れないため土間から撮影。(右)研磨した木カス。表面だけでもこんなに削り取っていることが分かる写真。


こんな風にアフターメンテナンスができるのは、設計から施工まで行うA&Cの強みのひとつ。
また、材の特徴や用途なども考慮しながら、最適なアフターメンテナンスをご提案します。
それから、Sさんのように、リノベーションしてから時間が経って状態を見直したいという方だけでなく、ライフスタイルや家族形態が変わって住まい方を改めたいという方にもオススメ!
気づけばリノベーションから十数年!という方は、是非こちらのサービスをご活用ください。

今回の所要時間と費用

作業時間:約10時間(塗装乾燥の時間は除く)
施工面積:約34平米
参考価格:約25万円(税込・諸経費含む)
※上記は材や面積、その他要因によって変動します。あくまでも目安としてご覧ください。