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人が集まり、風のように変化し続ける家
人が集まり、風のように変化し続ける家
週末はサーフィンに行ったり、平日は料理教室を開いたりと、アクティブで賑やかなIさん家族の新しい住まいは、180平米超の広い戸建て。駅からも近く商店街の中、幹線道路と線路に囲まれてなんとも賑やかな立地…とおもいきや、公園と神社に挟まれているおかげで風と光が抜けて、とても気持ちが良い。そのままでも住めるけれど自分たちらしく整えたいと、2階を中心にリノベーションをすることに。要望は、『片付け下手だけどカッコよく見せたい』。予算をかけるところ、触らないところとメリハリをつけてリノベーションした住まいは、今日も人が集まり賑やかです。
ホームエレベーターを撤去して吹き抜けをつくり、サーフボード置き場に。
工事をする前は気になっていた、建具枠やタイルなどの内装も、新しい内装に程よく馴染んでいる。「揃えすぎない、余白を残しておくことの大切さを感じました。余計なことをしなくてよかった!(Iさん)」
外回りはシャッターを撤去したのみで大きく触らなかった。「シャッターを取っただけでも開放感がバッチリ!(Iさん)」
ベランダに面して朝日が入る東側リビングが希望だったけれど、撤去できない柱があることや、間口が狭いことなどを考えた結果、工事前のまま西側に残すことに。「イメージがつかないまま信じてお願いしたけれど、最高です!誰もがここいい…居心地も使い勝手もいい…と言ってくれます。(Iさん)」
オープン収納と大型の食洗機は必要、卓上IHコンロを使うからビルトインコンロは不要、と潔い要望を形にしたキッチン。シンプルに作ったため費用も抑えられ使い勝手も抜群。「物が多くても不思議と気にならなくて気に入っています(Iさん)」
リビングと東側の子ども部屋との間には引違いの扉。「朝は朝日が入り、キッチンに立つ夕方には子供部屋の電気が点くと、アクリルの向こう側がキラキラ光っていい感じです(Iさん)」
リビングからベランダまで緩やかにつながり、風が抜けて心地良い。吹き抜けを作ったことで広く明るくなった。
夫の書斎の予定で計画したけれど、引っ越し当日に子どもたちに占拠されたという、子ども部屋(笑)。個室にしたいときはカーテンで仕切る。子ども部屋になるはずだった洋室は友人が集まったときの子どもたちの盛大な遊び場に、夫の書斎は3階物置(元トイレ)へ。早速、その時々のライフスタイルや気分に合わせて住まいを使いこなしているIさん家族らしいエピソードです!
リビングからまっすぐに続く、ナラの無垢フローリング。
観葉植物から野菜から、コンポストまで、ベランダも楽しみ尽くしている。
3階のホールは元エレベーター部分を物干しスペース兼クロークにし、洗面台を入れ替えたのみ。最小限の工事で使い勝手はとても良くなった。
1階の浴室・洗面脱衣室は将来、街に開けたレンタルスペースやイベントに使うことも想定してを手洗い場のある工作室に。
現状は手洗い場兼、収納力バツグンの倉庫として利用。
和室は音楽室に。「壁紙と畳を変更するだけでこんなに印象が変わるとは!(Iさん)」
実は、サーフボード置き場の下は開閉ができるようになっている。
ワインクーラー、味噌置き場、貯蔵庫として活用中。


家が大変居心地よすぎて、友人からの評判も良すぎて、大満足の日々を送っています!現状がそのままでも住める状態だったけど新建材が好きではない、でもどこまで何をすべきか判断できない、と困っていました。アートさんに相談したところ、「予算配分が大切、なにもやらない(ところがあってもよし)、必要だったら後でやるの判断!」と言われ、自分たちには分からなかったリフォーム後のイメージを現地で伝えてくれました。
住んでみたら「フルリノベーションしたの?」と言われるくらい全体がなじんでいて、結局家具ほとんど買わずに生活スタイルに合わせて都度変えていけばいいなーと思っています。これからも、どんどん家族と友人たちで使い込んで、我が家流の味を出していきたいです。
アートさんには憧れていましたが、値段も敷居も高そうなので、メール問い合わせだけして、その後進む勇気なく終わっていました。初めて担当の中村さん、一森さんに会って、相談したら一気に不安が飛び、可能性と安心感が沸きました。まずは相談してみてください!!他社と比べてアイディアと経験の差に驚きます。(Iさん)
『今の困り、良いとこ集』打合せの始めに預かったA4用紙11枚の資料。当初は「良い所はもちろん、困っているのに楽しそう。なんだろうこの感覚は!」と戸惑いましたが、これが宝の山(創意工夫の山)でした。
個室は必要最低限。家族や仲間が自然と集まり、共に時間を楽しめる空間をあちこちに設置、コーナーを点在させることで、思い思いの過ごし方もできるプランになりました。キッチンは既製の形にとらわれず、暮らし方に合わせて本当に必要な要素だけを選び、一から構成しています。住まい手の価値観が色濃く反映され、家の中心にふさわしい場所になりました。
宝の山の資料から見えてきたのは、自分たちらしい風景をつくり上げることが出来るご家族だということ。一方で、「これで良いのだろうか」「目指す方向に合っているのだろうか」と立ち止まる場面も多々ありました。「もちろん良し!正解!でも少しだけ交通整理をさせてください。」そんなやりとりの設計期間でした。
このお家は完成した瞬間がゴールではなく、住みながら整え・そろえ、暮らしとともに育っていく住まいだと思います。これがまた、Iさんのご家族らしいと僭越ながら思っております。どんどん楽しんでいただけたら幸いです!(一森)
アーキテクト:一森典子
