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テイストにとらわれない、心に響いたものたちが作る化学反応

テイストにとらわれない、心に響いたものたちが作る化学反応

スケルトン状態のマンションの一室を購入し、リノベーションした、ジュエリー職人とグラフィックデザイナー・アーティストの夫婦。内見時に感じたスケルトン状態の開放感を残すために「間仕切り壁を作らない」そして「白をまったく使わない」この2点をテーマとして設計。ネイビーを基調に、コンクリート、構造用合板、足場板などラフな素材で仕上げられた室内には、様々な国からの家具や調度品が並ぶ。〇〇テイストや〇〇風、といった仕切りにとらわれたくないという夫婦らしさが詰まった住まいです。

Outline

  • 物件名/M邸
  • 所在地/大阪市
  • 構 造/SRC造
  • 建築年/1977年
  • 竣工年/2015年
  • 施工面積/73.45㎡
  • *A&Cのスケルトン販売物件を購入
  • 写真:平野愛

「○○テイストとか、○○風と決めてしまうと息苦しくなる。」と語るご主人の言葉通り、トルコ、タイ、インドネシア、スリランカ、イタリア、中国、韓国、台湾、アメリカ...など様々な国の雑貨や家具が並ぶ室内。白は使わず、ネイビーの塗装とクロスを中心に内装を仕上げた。

スチールで構成した造作キッチン。トルコで買っていつか使うかも、と持っていた手書きのタイルを配置。全体の色の着想もタイルから得た。

アカシア材の無垢フローリングで仕上げたリビング。壁面棚にはデザインソースとなる美術書たちが並ぶ。

「新しすぎるもの、画一的なものは好きじゃない」という夫婦の話から、仕上げ剤を剥がした床は接着剤の跡を残したままの仕上げとし、壁面は古材で仕上げた。

玄関扉を開けたらこの景色。廊下はターコイズの塩ビタイルで仕上げ、壁面の赤を差し色に。洗面はアフリカ産の一枚板のカウンターに信楽焼のボウルをのせた。

赤と黒でまとめたトイレ。写真左面の壁にはポイントで輸入クロスを採用。

脱衣室は竹のタイルカーペットに暖簾で銭湯の雰囲気。パーテションは別物件の解体現場からレスキューしたもの。

バルコニーに並ぶ個性的な形の植物。

Staff

  • アーキテクト:福永裕美
  • コンサルタント:岡本典子

入居者の声

結婚することをきっかけに、家のことを考えはじめようと相談に行ったところ、ちょうどいまの物件が売りに出る!というタイミングでした。立地も希望通りで、街中なのに窓の向こうには開放的な景色が広がっていて、初めての物件内覧で購入を決めました。まさかこんなに早くに買うなんて思っていませんでしたが(笑)。遊びに来た友人は初めは個室がないことに驚いていますが、いつのまにか寛いでいて、居心地がいいようです。家族が増えても当分はこのままで、個室が必要となった時に考えたらいいかと思っています。(Mさん)

担当者より

思わぬタイミングで、これだ!という物件に出会った時、いま決断して良いか悩むのはとてもよく分かります。Mさんがまさにそうです。ただ、その出会いを逃さなかった決断力は本当にお見事でした。打合せではアーキテクトとの息のあったやりとりが印象的でしたが、入居後の住みこなしっぷりはMさんの魅力をさらに知る機会となりました。物件も建材パーツもインテリアも、おふたりそれぞれの「心響くもの」が組み合わさり凝縮された住まいは圧巻です。(岡本)

コンサルタント:岡本典子

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