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上汐の貸家

上汐の貸家

大阪市天王寺区上汐。建築面積が約24㎡で各階の天井高は2.2mほどのコンパクトな築年不詳の木造3階建て。従前は屋根の上にお風呂が乗っているアクロバティックな建築でした。上本町駅、谷町九丁目駅から徒歩圏内という立地の良さを生かして1階はパブリックな店舗または事務所とし、上階へ上がるにつれプライベート性がグラデーション状に増すように各階を計画。投資回収期間を5年から6年程度に据え、演繹的に設計ディテールを詰めていきました。

Outline

  • 物件名/上汐の貸家
  • 所在地/ 大阪市天王寺区
  • 構 造/木造3階建
  • 建築年/不詳
  • 竣工年/2018年
  • 施工面積/74.95㎡
  • 従前用途/店舗兼居宅
    改修後用途/ 舗・事務所兼居宅
  • 写真:増田 好郎 (BEFOREを除く)

【Before】

1階を店舗または事務所とし、2階および3階を居宅として計画した。上階へ上がるにつれパブリックな空間からプライベートな空間へとなるよう各階の計画をしている。

【After】外観

1階(店舗または事務所)

2階(ダイニングキッチン・トイレ・浴室・洗面)

3階(リビング・W.I.C・寝室)

既存の3つの階段のうち1つを架け替えた。空間の広がりが感じられるようストリップ階段とした。

壁の波板はガルバリウム鋼板。3階の天井は断熱材のスタイロフォームを現しとした。

壁はラーチ合板で床はラワン合板。壁材と床材の目地を900mmの3次元合わせで施工している。

Staff

  • アーキテクト:一森典子
  • コンサルタント:西川純司

担当者より

各階が約24㎡とコンパクトだったため、魅力的な賃貸商品とすべく既存の天井材を剥がし天井高を可能な限り確保し、ストリップ階段とすることで断面方向へ空間の広がりを感じられるように計画しました。壁は仕上材と下地を一度剥がし防蟻処理を施した上で断熱材を充填し熱環境を改善させ、金物、合板、鋼製ブレース等を用いて建物の剛性を向上させ耐震補強を行っています。事業用不動産のリノベーションとして施主が許容できる予算範囲に収まるよう、可能な限り仕上げの工程を省くことができる建材を用い、意匠、環境、構造に対して等価なアプローチで計画しました。(西川)

コンサルタント:西川純司

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