郊外一戸建て×エスプリ

親族から譲り受けた、木造二階建て（築３９年）に暮らす４人家族。２０年住み続けるための安心感を得ること、そして生活に合わない間取りの不便さからリノベーションを決意。外壁塗装から屋根の葺き替え、断熱工事や構造補強まで行い、ベースをしっかり整えた。その上でこだわった室内は、以前暮らしていたというフランス・パリをデザインモチーフに取り入れ、遊び心あふれる住まいへと生まれ変わりました。

１階はキッチンを移動して梁を見せ、開放的な印象に。柱も梁も白く塗装。白が中心の空間に、鉄製の黒い窓枠がピリリと効いている。

インパクト大の造作キッチン。黒い人工大理石の天板に輸入品の陶器製シンクを置いた。

壁面収納にはパリで買い集めた金物を取り付け

ダイニングがあった場所を来客用の和室に

シューズクローゼット部分の約２㎡を増築し、広々とした玄関に。

上り下りが緩やかになるように階段を架け替えた。壁は既存の木板を白く塗装

造作洗面台にはインベーダー

パリのストリートアートからインスピレーションを得ている。

子供部屋はカラフル。赤いカーペットで仕上げた一室

こちらは青いカーペットを採用

広々とした庭には新たにウッドデッキを造作

屋根は瓦から鋼板屋根に葺き替え、カーポートや道路からのアプローチも整えた。

担当者より

ご家族とても仲良しで、チームワークバッチリ！という印象がとても残っています。
海外で買い集めていらっしゃった金物や小物はどれもセンスが良く、どれを採用しようか私も迷うほどでした。
築年数が経った建物は手を入れたり、向き合う部分も色々ありますが、「自分達にとってのベストはこれ」と、しっかりと選択されるところに感銘を受けました。
お引越し後に伺ったときはお部屋もお庭もグッと素敵になっていて、住まいを大切にされているのがとても伝わりました。（川本）

OUTLINE

物件名／O邸
所在地／交野市
構　造／木造
築年月／1976年
竣工月／2016年2月
施工面積／108.31㎡
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＊工事費：非公開

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写真：増田好郎

STAFF

アーキテクト：川本美佳
コンサルタント：大村直子