WORKS

山から海へ!郊外で見つけたモロッコな暮らし

もともと田舎暮らしに憧れて、山手にある古民家をDIYで改装し10年暮らしたNさん一家。 しかし間取りの変更などはプロでないと限界があると感じていたこともあり、 DIYした古民家を賃貸に出し、思い描く暮らしを求めて住み替えることを決意。 出会ったのは塩屋にある海を望む戸建て。バルコニーからの海の眺望に一目惚れ!暮らしのイメージが自然に思い浮かぶストック(既存住宅)でした。 山から海への移住を決意したNさん一家の住まいは、大好きな異国の地『モロッコ』に思いを馳せる空間となりました。

住まいづくりのテーマは『モロッコ』!色彩感覚が独特で都市によって色のテーマが異なる、要素を存分に詰め込んだLDK空間。

「以前の住まいではキッチンとダイニングが離れていて、こどもの様子がよくわからずストレスを感じていました」(Nさん)海を見ながら料理をし、こどもの宿題を見守ったり、お茶をしたり・・家族みんなで過ごせるこの空間が一番のお気に入りポイント。

モロッコにあるリヤドの内装を参考に、珪砂を混ぜてパステルグリーンに塗装した壁面。キッチン横のコラベルタイルは金色をポイントにするため、現場で色のバランスを見ながら、ランダムにちりばめて配置。

1階下屋部分の既存梁を現しにして、勾配天井とすることで、開放感のあるリビングに。

モロッコの都市『マラケシュ』のピンクの街並みをイメージした左官仕上げの壁面。工事中の打合せで現場に来た際に、「僕もやってみたい!」と、こどもが急遽左官体験をしたのも良い思い出だそう。建具はアンティーク品を塗装して利用。

アーチ開口に挟まれたフリースペース。色とりどりのファブリックが映える空間となりました。

キッチンと色違いのコラベルタイルで仕上げた洗面空間。有孔ボードでカスタマイズ可能な壁面収納に。

海あそびをして砂まみれでベトベトになって帰って来ても、玄関を通らず洗面の勝手口から直接風呂場に行ける動線になるよう計画。入浴しながらでも海が眺められる配置にするため、L字の変形空間をタイル貼の在来浴室で実現しました。

コンクリートステイン塗料で仕上げた玄関土間。壁立ち上がり見切りには真鍮をポイントに。正面のアンティークステンドガラスは、Nさんが買ってこられた1点もの。

モロッコの都市『シャウエン』の街並みをイメージしたブルーの外壁。「ブーゲンビリアの花など、ゆくゆくはガーデニングでさらに彩をプラスした住まいにしていきたい」(Nさん)

こどもたちが小さいうちは2階はワンルームとして使用。カーペット敷きの床に、漆喰仕上げの壁、塗装仕上げは引渡し後にDIY!「こどもの成長に合わせて変化と工夫を楽しむ家でありたいです」(Nさん)

物件購入の決め手となった海への眺望。「目の前の海岸は人が少なく、夕方そこで涼むひとときが最高なんです!釣りもこれから挑戦しようと思っています。」(Nさん)

入居者の声

住み心地は、控えめに言って最高です。特別なことをするわけでなくても、海を見てお茶をして、料理をして、散歩して、子どもと遊んで、ガーデニングして・・普通の日常が一番楽しいです。休みにどこかに必ず出かけなくてはいけないプレッシャーからも解放されました。アートアンドクラフトさんに依頼した理由は、この物件を販売からされていたことが一番ですが、本当に丁寧にわたしたちの話を聞いてくれたので他の会社にということは考えませんでした。あと「モロッコのような空間にしたい」と最初にお伝えしたときに、設計担当がモロッコ旅経験ありの芝山さんだったので、これはご縁だなと感じました。芝山さんじゃなかったらニュアンスが通じなかったこともあったと思います。お会いするまでは事務所や施工事例を見ると洗練されたシンプルな感じの会社かと思っていましたが、派手な壁も一緒に楽しみながらやってくれました。どんなスタイルでも可能な、テイストに縛られない会社なんだろうと思います。以前のDIY古民家も素敵な借主が見つかったので、大家として借主がいろんなことを体験できる場になるようフォローしたいと思っています。住まいづくりは一回で終わりと思っている方も多いと思いますが、ライフスタイルの変化とともに変わっていくもの。こどもたちが一人立ちしたら、沖縄もいいな〜笑

OUTLINE

案件名:N邸
所在地:神戸市
構 造:木造
築年月:1969年
竣 工:2020年
施工面積:79.47㎡

*工事費:非公開

写真:増田好郎
動画:jyota tomonori
misuzu

担当者より

わたしがモロッコに旅したのは、7年前。当時の記憶を辿りながらの打ち合わせは、とても懐かしくもあり「このためにモロッコ行ってたんかな」と思うほどでした!築50年以上となる戸建てストックは、柱や床がまっすぐではないため、新築と比べるとどうしても施工手間がかかってしまいます。しかしその費用をかけてでも、リノベーションする意義のある立地の建物だと感じました。補強工事や変形在来浴室など、難しい特殊な納まりの箇所が多々ありましたが、職人の熱量と、Nさん一家の一緒に体験しながら作りあげる喜びを楽しんでくださる人柄によって実現できたのだと思います。
シャウエン、マラケシュ、フェズ、エッサウィラ・・・モロッコのそれぞれの都市の色を、ぎゅっと詰め込んだ空間。引き渡し後に、ご家族みなさんで施工されたDIYによって、Nさん一家の色が新たにプラスされました!肩肘はるのではなく、持ち家に対する身軽さが、おおらかな空気を纏った居心地の良い空間を作っているのかもしれません。(芝山)

STAFF

アーキテクト:芝山明日香

コンサルタント:大村直子

その他の事例

電話・メールでお気軽に!お問い合わせはこちら