WORKS

ずっと使いたかった素材を自宅で!

ミュージアムなどの建築内装設計をされているNさん。職場がアートアンドクラフトがリノベーションしたビルにあったことがご縁で自宅のリノベーションをご相談いただきました。「いつかは自宅を自分の手をかけて計画したいと思っていた。」という言葉どおり、かねてより自宅でやりたいことや使いたい素材のイメージを温めていたそう。設計のプロ同士、イメージやアイデアを出し合い、楽しみながら作り上げた住まいです。

仕事では天井をきれいに仕上げることが多かったため、自宅では必ず躯体現しにしたいという「躯体現し欲(笑)」があったというNさん。ヘリンボーンの床やアンティーク家具を合わせて、無骨になりすぎない印象に。

部屋全体を満遍なく照らすのでなく、あえてスポットで光を落とすことで、床や壁に陰影を作り素材を引き立たせる。効果的な照明の使い方も博物館やミュージアムの設計をしているNさんならでは。実家で使っていたという食器棚もライトを浴びて空間に映えている。

TV背面は躯体に淡い緑色の塗装仕上げ。この色は以前賃貸で住んでいた自宅の壁で使用されていた色を再現した。

タイルは、毎年宿泊しているホテルで「いつか使いたい」と写真に撮っていたもの。

クローゼット一角には作業スペースを確保。ソーイングスペースとして利用している。

金物は経年変化が感じられる真鍮で統一。

ギリギリまで悩んだ洗面台は、最終的にシンプルにまとめた。

”意外と"一番落ち着くという奥の寝室。「床は畳を剥がしてスラブ現し、天井は和天井にグレーの塗装をしただけという小さな操作で非常に良い空間になったと感動しております。」(Nさん)

個室も躯体を現してシンプルに。「何かを足していくというよりも、何を"引く"かでコストを抑えながら空間を作りあげることを考えました。」(Nさん)

入居者の声

リノベーション経験からくるアイデアや、最初の現地調査時に瞬時に色んな可能性や提案が建築士から出てきたことで、アートアンドクラフトに頼んで間違いなかったと感じていました。また、打ち合わせしていない細かい部分まで施工が丁寧だったことに、住んだ後に気づいて嬉しくなりました。

リノベーション事例を見ていても偽物に感じることが多いですが、本当に人が住んでいる空間という"良い生活感"みたいなものをアートアンドクラフトの事例からは感じることが出来ます。これから家族構成も変わりますし、少しずつ手を加えていきたいと思います。(Nさん)

OUTLINE

物件名/N邸
所在地/池田市
構 造/RC造
築年月/1987年
竣工月/2021年6月
施工面積/68.82㎡

*工事費:非公開


写真:坂下 丈太郎

担当者より

ご自身が設計のお仕事をされているという事もあり、ご希望のプランや建材サンプル持参で打ち合わせがスタートしました。その中でもNさん自作の3Dパースは驚きの完成度!そこで、イチから何かをご提案するというよりも、Nさん夫婦が理想としている空間にもう1品付け足すにはどうすれば良いか、という狙いで設計を進めました。私自身も非常に楽しい家づくりでした。(山中)

STAFF

アーキテクト:山中 優
コンサルタント:岡本 典子

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