WORKS

凛とした空気の中で。ふたり+1匹の穏やかな暮らし

新築で購入して12年過ごした自宅をリノベーションしたBさん夫妻。京都や奈良の禅寺の凛とした雰囲気を参考にしたという室内。素材選びの判断基準は「自分たちの本当に好きなものは何か。」「時間が経っても好きでいられるか。」悩み抜いて選んだ素材が並ぶ整然とした室内に、ちょっとこもれるDENや愛犬のためのトンネルなど遊び心がチラリ。散りばめられたふたりらしさが居心地の良い空間をつくり出しています。

玄関をからバルコニーまで真っ直ぐつながったダイニングキッチン。ブラックチェリーの無垢材のキッチンカウンターは約4.7m!料理や食事だけではなく、思い思いに寛ぐ時にも自然に夫婦が集まる場になっている。床材にはを600角の磁器質タイルを使用。

実家の蔵に眠っていたという振り子時計、長年使っている鉄瓶、一目惚れして購入した飛松陶器のランプシェードなど、ひとつひとつにBさんのもの選びの姿勢が見える。

リビングとダイニングに面した大きなルーフバルコニーもこの部屋の魅力。

アイアンのパーテションで仕切ったリビングスペース。奥の扉はちょっとこもれるDEN。

DENは元々WICだった場所。程よい狭さが落ち着く。

トイレは入り口の位置を変更、アーチの開口枠をつけた。洗面室の床は足触りが優しいコルクタイル。

ユニットバスをサイズダウンすることで洗面〜WIC〜寝室への動線を作った。

寝室とダイニングキッチンの壁には愛犬・知蔵のためのアーチ型トンネル。

WICの引き手には遊び心でアンティークの郵便受けの金物を利用。

入居者の声

新築で購入したマンションに住んで12年。購入時に、リビングの一部を区切って部屋数を増やすか、床のフローリングと壁紙の色をどれにするかなど好みのものを選択したものの、好みに合わない箇所や使いづらい箇所が徐々に明らかになり、思い切ってリノベーションすることにしました。
 リノベーションでは、新築購入時とは比較にならない程たくさんの選択が必要で、その度に迷いましたが、A&Cの小縣さんや中村さんと打合せを重ねることで、自分たちの好みが明確になり、なんとか進めることができました。
 家の中心に据えた大きな大きなキッチン&ダイニング、浴室をサイズダウンして向きを変えて設置することで生まれた回遊できる動線(水回り→ダイニング→WIC)と風通し、A&Cの事務所で見かけて一目惚れし、真似して設置してもらったアイアンパーテションなどなど。自分たちにとっての「大好き」にこだわったことで、世界中で1番居心地の良い場所になりました。
 リノベーションして5年が経ち、その間、旅先で素敵なホテルに滞在したり、単身赴任先の東京で築浅のマンションに居住したこともありますが、今でも自宅が世界で1番の居心地です。

OUTLINE

案件名:B邸
所在地:大阪府
構 造:鉄筋コンクリート造
築年月:2003年
竣 工:2016年
施工面積:95.34㎡

*工事費:非公開

写真:マツダナオキ

担当者より

設計打合せの時にもカバンからぴょこんと愛くるしい顔を覗かせてくれていた愛犬の知蔵さんとお二人のこだわりが詰まった住まい。どの素材を選ぶにも慎重に熟考され、特にアイアンパーティションについては、実寸スケールでテープを貼り何パターンも割付を検討されていた姿が今も印象に残っています。古道具や経年で味わいが増す素材の美しさをよく理解されていて、古いものと新しいもの、無骨な感じと繊細な感じを「ええ塩梅」で配置し、時を経るごとにしっくり馴染む、心地よさが増す住まいになったと思います。(小縣)

STAFF

設計担当:小縣恭子

コーディネーター:中村美保

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