WORKS

「好き」を詰め込んだ宝箱のような住まい

大阪市内で90平米ほどの広さのマンションを探されていたSさん。新築で検討するとそもそも億超え・・自分たちの暮らしに合わせた住まいを求めてリノベーションを選択。叶えたかった住まいへの想いを遠慮なく詰め込んだお二人の住まいはまるで、宝箱を覗くときのような高揚感。こだわりの詰まった住まいをご覧ください。

1センチを妥協せず、どこに何を置く?を考え抜いたキッチン。お持ちの家具と合わせ、オーク材の造作カップボードと、モールテックス天板を選択。深い青に塗装した壁とオレンジのタイルが空間のアクセントに。

キッチンに立った時の視線の抜けを意識。L字の窓に向けて壁を斜めに切り取りました。

お手持ちのアンティーク家具がすっぽり納まるアーチの壁。

「廊下から壁紙の素敵な柄が覗けるように」と小窓を設置。どこを見ても楽しめる遊び心を。

廊下からオープンにつながる洗面台。座って身支度ができるようにと洗面ボウルは片側に寄せ、カウンターの奥行きは浅く設計。施主自ら探してきたこだわりのヘキサゴンタイルと、出隅は真鍮のアングルを設置。

水回りを移動させたことで大胆に飛び出た間仕切り壁。圧迫感を抑えるためアールにデザインし、左手は玄関から続く収納スペースを配置しました。

コンパクトな脱衣スペース。アイアンバーを縦向きに取り付けタオル収納にする等、収納の工夫が光ります。

収納スペース(ここはもともとお風呂でした)。趣味のアウトドア用品がセンスよく並べられています。(奥の有孔ボードはSさんのDIY)

格子状に組みアンティークな雰囲気を魅せる造作建具。真鍮の金物とゆらゆらガラスもポイント

寝室の脇に設けた2人の作業スペース。 ここもお手持ちの棚が入るようにときっちり計算。

斜め貼りの無垢フローリング。 幅広のオーク材を使い、少し艶を入れた塗装を施しています。

入居者の声

夫婦でキッチンで過ごす時間が長いので、いちばんこだわったのはモールテックス天板の造作キッチン。週末は友人や親戚たちと一緒に、大人数で集まり料理を楽しんでいます。以前は食べなかった朝食も今では習慣となり、リビングは心地がよすぎてソファで寝てしまうこともあるくらいです。(Sさん)

OUTLINE

案件名:S邸
所在地:大阪市
構 造:SRC造
築年月:1983年1月
竣 工:2020年
施工面積:90.57㎡

*工事費:1480万円(税抜)

写真:平野愛

担当者より

設計打ち合わせが始まる前から「こんなデザインの食器棚がほしいんです」とラフデザインを持ってこられたSさん。そこにはシャツケース風の棚に食器が並ぶイメージや細かな寸法等・・お会いする前から住まい作りへの想いを感じました。思い描くたくさんの夢の中からバランスを整え形にしていく過程は悩ましくも楽しく、おふたりにとってまさに「理想」の暮らしが完成しました。
設計期間中は常にメジャーを持ち歩かれていたSさん。一切の妥協なく考え抜かれた住まいに感無量です!(西面)

STAFF

アーキテクト:西面莉沙
コンサルタント:佐藤亜希子

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