リノベーションの施工事例を見ていると、「広々したワンルーム」「開放的なリビング」と言った言葉をよく耳にします。もちろんそれもいいけど・・ちょっと狭いところで落ち着きたい時もある。限られた面積の中でも趣味を詰め込んだスペースがほしい。部屋は最低4.5畳なきゃだめ?いやいや、実は2畳くらいの隠れ家が一番落ち着くんです。そんな人も多いはず。住まいの常識にとらわれなくてもいいのがリノベーションの魅力。
アイデアを活かして、小さな落ち着く居場所をつくった事例を集めました。
目次
小さくて落ち着く場所を作る時のコツ
小さくてもいい!と言っても、あんまり狭いスペースに壁を立てて囲んでしまうと、圧迫感を感じてしまいます。そんな時は室内窓や腰壁で緩く仕切るのがおすすめ。外からの目線をどの程度許容するかによって高さを調整すれば、こもり感は出しつつ圧迫感を感じずに過ごすことができます。壁ではなく、造作の棚で仕切ると好きなものをディスプレイしながら仕切ることもできます。
もちろん、外からの目線や音をできるだけ遮断したい場合もあるでしょう。そんな時は既存の押し入れや収納を活用してみるのも面白いかもしれません。
小さな落ち着く場所をたくさん作ったリノベーション事例
73平米にバラエティに富んだ居場所をたくさん作った、Oさんの住まい。キッチンと窓の間には壁を斜めに立ててちょっとしたテラス。小上がりになった昼寝スペース、小上がりと寝室の間にはワークスペース、玄関横にはディスプレイコーナー。ディスプレイコーナーは将来的には子供の勉強部屋に?!家の中に秘密基地がたくさんあるようなワクワクするリノベーション事例です。
キッチンの奥にこもれるスペースを作った事例
アトリエを兼ねたHさんの住まい。キッチンの奥のアールの開口の向こうには奥さまの「おこもりの間」。2.3畳のコンパクトなスペースで、奥まったところにあるのも居心地が良さそう!
WICをこもれるスペースに変更した事例
洋室の奥についていた約2畳のWICの形をそのまま、少し内装を変えてDENとした事例。扉を開けていると広く、閉めると誰にも邪魔されずに作業ができる空間に。
WICの一部に小さなこもりスペースを作った事例
WICの一部を小上がりにして、小さな小部屋を作ったSさんの事例。「普段は収納として使うけど、時々逃げ込む場所として・・(笑)」とニコニコしながらアイデアを採用。今の使われ方はいかに?!
窓際に小さなデスクスペースを作った事例
・広いルーフテラスが魅力的なひな壇マンションを購入されたOさんの住まい。寝室を窓際まで広げずにあえて少しスペースをあけて、小さなデスクカウンターをつけました。室内窓とルーフテラスに挟まれて、小さくて程よくこもりながらも、明るく気持ちがいい空間に!
何も全ての部屋が広い必要はありません。程よくこもれて居心地のいい空間も、リノベーションならでは。アイデア次第で心地いいスペースの形はいろいろあります!
そうそう、こんな場所が欲しい!と思った方はぜひお気軽にお問い合わせください。
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文:松下文子 Arts &Crafts 取締役副社長