“生野”と聞くと鶴橋の焼肉や桃谷のコリアタウンと韓国に根付いた文化をイメージする方が多いと思います。
それもそのはず、市内でもトップクラスの外国籍住民が多く、そしてその8割近くが韓国・朝鮮籍の方が占めています。
そんな多くの韓国・朝鮮籍の方がお店を営んでいるコリアタウンには大きく2つの商店街があります。
1つは鶴橋駅おりてすぐの鶴橋商店街。
昔ながらのアーケードにはキムチやお肉のお店や飲食店、昭和時代には”ブティック”と呼ばれていたような洋品店が軒を連ねます。
もう1つは鶴橋商店街から南に下った御幸通商店街です。
1984年、朝鮮市場の再生のために、チャイナタウンを意識した「コリアタウン構想」を打ち出し、その後、御幸森天神宮から東へのびる長さ500mほどの商店街が完成しました。
現在は韓流ブームもあり、週末だけでなく平日も食べ歩きや買い物を楽しんでいる人たちで賑わっています。
そして生野はコリアタウンだけでなく、ノスタルジー感溢れる日本の昭和の風景もあります。
まずは銭湯として日本で初めて国の登録有形文化財に指定された「源ヶ橋温泉」。
建物上部には自由の女神が一対そびえ立っており、”入浴”と”ニューヨーク”をかけているとかかけていないとか。
2019年に老朽化によりみんなに惜しまれながらも廃業してしまいました。
現在は不定期で場所を貸し出してイベント開催されているようなのでチャンスがあれば中も見る事ができるかも?!
ちなみに、生野区は銭湯の数No.1なのだとか。
利用者数の減少や老朽化で寂しくも廃業していく銭湯が多いですが、
脱衣所でご近所さんと挨拶を交わし、お風呂上がりには牛乳やアイスクリームを食べながらブラウン管のテレビをぼんやりと鑑賞する、なんて情景も今後も続いていってほしいものです。
そして源ヶ橋温泉の近くには、5つの商店街が連なり全長1kmある「生野商店街」があります。
アーケードの看板も昭和のユーモア溢れるもので親しみが湧いてきます。お店は閉店していしまっているところもありますが八百屋や惣菜屋、たばこ屋と昔から今までの時代の流れを見続けているかのようなお店がまだまだ現役で営業中です。
朝の出勤時間や夕方には生野マダムたちの挨拶や井戸端会議の楽しそうな声が聞こえてきて
思わず親しみ溢れてこちらからも”いってきます”、”ただいま”と挨拶を交わしたくなるような風情が至る所に残る街、生野。
そんなどこか昭和のエモさ溢れる街で暮らしてみませんか?
生野には長屋に住んでみたいという方にオススメの賃貸物件があります。