WORKS

パーツひとつまで、自分らしさを

子育てをするなら北摂エリアがいい、と、住み慣れた大阪市内からの引越しを決意されたTさん。美容師のご主人と、保育士の奥さま、1歳の男の子の3人家族。「新築っぽい普通のマンションは外観も内装もどうも好きになれず、どうせならパーツひとつまでこだわりたかった」その言葉通り、ひとつひとつ丁寧に素材を選ばれました。きれいすぎるものよりも味のあるものが好き、というTさんらしい住まいに仕上がりました。築44年のマンションを約1400万円で購入、約970万円で工事された事例です。

お気に入りのバーカウンター。帰宅後は毎日ここで晩酌をしてしまいます、とご主人。足場板の天板と、木目が特徴的なアカシアのフローリング材を組み合わせた。

玄関横には幅約1mながらご主人のこだわり詰め込んだ趣味スペース。WICの開口には風通しを確保するため、エキスパンドメタルを採用。現場でサビ風の塗装を施した。

ダイニングへ通じる引き戸は大きなガラスと黒い金物がポイント。帰宅してすぐ家族の様子が見えるところが気に入っている。

家族の生活リズムが違うため、夫婦別寝室は当初からのご要望。連続する窓でつながりを出しつつ、就寝時はカーテンを閉められるように。

PCスペース兼、こどもの遊び場として大活躍の小上がり。将来は壁をたてて、こども部屋にする予定。

最上階なので断熱を考慮して天井の躯体あらわしは断念。壁の躯体をあらわしにし、天井を黒いクロスで仕上げることで希望の雰囲気を実現。

バーカウンターとつながるキッチンと作業カウンターは、ステンレスの天板と木で造作。

既存の水回りがコンパクトだったため、洗面をあえてダイニングの横に配置し使い勝手をよくした。

バーカウンター上部の造作吊棚。金物はT邸のイメージにあわせて、異形鉄筋を加工したオリジナル品。仕上がりがきれいになりすぎないようにあえて溶接の跡を残した。

入居者の声

他のリフォーム会社にも相談しましたが、こだわりたいポイントがどうも伝わらず、アートアンドクラフトに相談に。言いたいこと、したいことをわかってくれた時はとても嬉しくなりました。素材の組み合わせのイメージを考えたり、金物を古道具店まで一緒に探しに行ったり、毎週の設計打ち合わせが家族のイベントのように楽しく、終わるのが寂しかったほど。とにかく担当者を信頼して、やりたいことを全て伝えられたため、本当に満足のいく住まいに仕上がりました。

OUTLINE

物件名/T邸
所在地/豊中市
構 造/RC造
築年月/1974年
竣工月/2018年8月
施工面積/73.44㎡

写真:マツダナオキ

担当者より

どんなこともワクワクしながら話して下さるご主人。「遊び心のある大人空間」というテーマがすぐに思いつきました。断熱対策で残した天井は黒色にして、憧れだったバーカウンターがより映えるようにしました。少し床を上げたワークスペースには目立たないように作った「秘密扉」の床下収納を。土間を広げたエントランスは趣味の自転車いじりのスペースも兼ねています。「家族」も「仕事」も「遊び」も、大切に思う気持ちが形になったと思います。(川本)

STAFF

設計・監理:川本美佳
コーディネーター:松下文子

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