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穏やかな時間が流れる家

暮らしに合わせて住まいを作っていると、当然、家は人を彷彿とさせるものです。この家、住まい手は穏やかな雰囲気のカップル。美味しいものが好きでお酒が好き。登山も日々の楽しみのひとつで、通いなれた山手に佇む清楚なヴィンテージマンションを見た時「これにしよう」と素直に思ったそうです。見た目の派手さではない、穏やかな時間の流れを感じる空間の作り方とは?

LDK。向き合う建物がなく夜は柔らかな照明で過ごす為カーテンはつけていない

床はナラ材。躯体の粗さが築年による滋味を感じさせる。鉄窓の向こうが寝室。

昔のヨーロッパ…というご要望から連想し、梁型をゆるいアーチ状に加工。

丸くくりぬいた壁が寝室の入口。脚触りの気持ちよい麻カーペット仕上げ。

シンプルイズベストなキッチン。手持ちの収納や家電と合わせて。

独特の重さと華奢さを併せ持つ鉄扉。クリアガラスで玄関まで光が届く。

玄関脇の書斎。床のフローリングは杉材。

構造上広くできなかった洗面周りはモノを最少に抑えすっきり。ドアは再利用。

埋め込みのペーパーホルダーはマンションの建築当初からのもの。

入居者の声

もともとロングライフなものが好きでした。シンプルだけではない、時代に応じて変わる価値観と変わらない価値観がごちゃまぜになったもの、芯と余白を持ったもの。静謐と混沌。そういう意味で「中古マンション+リノベーション」という選択肢は必然だった気がします。リノベーションは既存に左右される部分が大きいので、こだわるところと、譲歩するゆるさを持っておくようにしていました。 担当の伊藤さんはおもしろく合田さんは優しく、毎週の打ち合わせは、大変でも笑いの絶えない楽しいもので、結果暮らしやすく気に入った住まいができ安定も生まれました。実際暮らすと図面上で考えていたのと違って「ありゃ?」と思うこともありましたが、都度手を加えてもらったり、相談・雑談にも付き合っていただき助かっています。一緒に作っていただいた部屋を、ペースは遅いですが、これからもっと自分達らしくしていきたいと思っています。

OUTLINE

物件名 /K

所在地 /芦屋市

構 造 /RC

築年月 /1970

竣工月 /20126

施工面積/70.40

担当者より

とにかく、上手いんです!インテリアというか、モノ集めというか!ご夫婦が散歩途中で拾ったであろう小さな枯れ葉や木の枝がインテリアになっている。 日々、さり気なく増え続けていて、訪れる度に、前からあったかのように潜むそれを見つける楽しみがあるんです。(合田)

STAFF

設計・監理:合田昌宏

コーディネーター:伊藤麻美子

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