WORKS

いつか自宅で商いを

商店街近くの“店舗付き住宅” を購入×リノベーションされたNさん。雨漏り補修は必須。両隣も裏もお隣さんがぴったりという狭小地に建ち、足場を組むのも一苦労。暗い室内と奥に細長い間取り…。一度内覧した際には決めきれず、それでも「やっぱりここだ!」と購入を決意した理由は、実家に近く馴染みがあったこと、加えて、いつか自分たちがお店を持つには魅力的な立地だと思ったから。リノベーションの可能性を信じ、住まいづくりに挑まれました。

リノベーションで水回りの位置を一新。元々浴室があった場所にキッチンを造作。浴室は2階に移動させた

モルタル仕上げのカウンターにステンレス天板の造作キッチン。背面収納はラーチ合板にOS塗装

急傾斜な折れ階段を撤去し、鉄の支柱×フラットバー手摺のオープンな造作階段に架け替えた。悩んだ末の土間洗面は露出配管とモルタル壁の無骨な印象が気に入っている

1階天井は梁をあらわし白塗装仕上げ。露出仕上げの電気配線(鋼管)には植物を吊るす楽しみも。床はナラ材の無垢フローリング

靴箱は足場板の天板にラワン材で造作。DIYで設置した可動棚にはNさんが作った雑貨が並ぶ。製作作業がしやすい土間は、こどもたちのままごとスペースにもなることも

駐車場スペースを広げるため、玄関位置を奥に移動。外壁と玄関扉を新設した

仲良し姉妹のこども部屋。床は白色のビニル床タイルにゴールド目地を

トップライトを新設。薄暗かった室内の印象が大きく変わった

寝室は既存和天井を解体し断熱材を施工。勾配天井に変えたことで空間が上に広がった

光が降り注ぐ、まるで秘密基地なstorage。念願の趣味部屋を手に入れました(夫)

storageとこども部屋をつなぐ回転窓

コンクリートブロックにペンキ塗装の風合いが好み、とのオーダーからトイレの壁を新設

入居者の声

以前は1LDKに4人暮らし。賃料が安いわけでもなく、早く引越したい!の一心でした。工事は補修費用がかかることを覚悟して挑みましたが、結果、好みの家を手に入れて、以前より支払いを抑えることができています。打合せで一番難しかったのはプラン決めですね。どの案でも格好良くなる!と確信していたけれど、いままでの暮らしにはなかったアイディアだったので、上手く想像できているか自信が持てず。現場打合せを経て、少しずつハッキリしていきました。商店街の近くという魅力的な立地で、いつか、自分たちが作ったアクセサリーや木工家具を販売できたらと楽しみです。

OUTLINE

物件名/N邸
所在地/大阪市住之江区
構 造/木造2階建て
築年月/1973年
竣工月/2017年12月
施工面積/延床100.94㎡
A&Cで物件探し

写真:増田好郎

担当者より

新築とは異なり、中古物件のリノベーションは既存状態に対してどのようなアプローチを施すか都度判断を求められます。この物件も例外ではありませんでした。前所有者によって不確かなリフォーム工事が繰り返されており、2戸の建物が合わさった構造や、見えない部分の雨漏りなど、計画が始まってから発覚したことも。安心して住むための補修以外に、細長くて暗い室内、お風呂を2階へ!と課題はたくさん。お客さまとひとつずつ解決しながら、理想のプランを叶えました。暗さと閉塞感を払拭するために採用した“トップライト”は見せどころのひとつとなりました。(大村)

STAFF

設計・監理:堀野 彩
コーディネーター:大村直子

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