延べ床面積約150㎡の2階建て戸建てで、母と娘の二人で暮らしているKさんご家族。一緒に過ごす時間も多いけれど、それぞれがもっと気兼ねなくご機嫌に過ごせるようにしたい。そんな思いから、もともと娘が生活の中心としていた2階をメインにリノベーションをすることとなりました。
2階には新しくキッチンとシャワールームを設置。母と娘が程よい距離でご機嫌に過ごす、二世帯暮らしが始まりました!

1階から上ると、吹き抜けになっている階段室沿いに新しく設置した水回りが並ぶ。

当初から絶対に叶えたかった、タイル貼のシャワールーム。鉄骨造の性質から、目地にひび割れが入りやすいので防水処理に工夫が必要だった。

洗面とガラス越しに空間がつながる。水栓や金物は真鍮で揃えた。

洗面の正面には時間をかけて探し出した、イメージ通りのタイル。足場板のカウンターは、ショウルームで偶然見つけてイメージが膨らみ、採用を決めたもの。

トイレはグリーンのタイルとクロスで落ち着いた雰囲気に。

toolboxのミニマルキッチンでコンパクトながらしっかり調理ができる水回りに。

二方向から明るい光が入るワークルーム。床はオークのフローリング。

扉をガラス入りに交換し、廊下まで明るい光が入る。

ワークルームと寝室は室内からも行き来できる、回遊間取りに。どこかで使いたかったアーチ枠はここで採用!

寝室も内装を整えた。ベッドに向かう階段はフレンチブルドックのがぶちゃん用。

寝室側からアーチ枠をみる。

1階も一部、建具を更新。透明のパーティションに入れ替えた。


入居者の声

漠然と将来的にリノベーションを出来たらなと考え始めた数年前に、ふと手に取った雑誌でアートアンドクラフトさんの事を知りました。その後SNS等でも施工実例を見たりして、お願いするなら是非こちらに、と思いオーダーさせていただきました。打ち合わせではこちらの少し無茶?な要望にも応えて、また更に日々の暮らしを考え機能面もきちんと備わった提案をして下さいました。結果、理想通りのものに仕上げていただき大変満足しております。生活が始まりまだ僅か2ヶ月半ほどですが、家の中で過ごす時間がこの上なく心地良く、楽しいものとなっています。これから迎える季節で過ごす時間も今からとても楽しみです。(Kさん)
OUTLINE
案件名:K邸
所在地:河内長野市
構 造:鉄骨造
築年月:1994年
竣 工:2025年
施工面積:44.9㎡
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*工事費:非公開
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写真:衣笠名津美
担当者より
2階に水回りを新たに設け、各階でそれぞれの暮らしを大切にしたい——
そのようなご相談をいただく機会が、近年また増えつつあります。
同じ家に住んでいても、暮らし方や心地よいと感じるテイストは人それぞれ。Kさんはインテリアにも詳しく、実現したい空間のイメージをとても明確にお持ちでした。打ち合わせでは、そのイメージを一緒に読み解きながら、タイルや建材、細部のパーツまで一つひとつ丁寧にセレクト。ガラス張りのシャワー室や古材を用いた手洗い空間、ゴールドの設備や金物など、細部まで想いを重ねることで、海外のホテルのような上質な空間が生まれました。
水回りに重点を置くことで工事範囲にメリハリをつけ、機能性を高めながらも、住まい全体のデザインにも妥協しない、2階建て戸建てだからこそ、それぞれの階で想いをかたちにできる。住まう方それぞれの価値観を大切にできる——
そんな戸建リノベーションの魅力を、改めて感じたプロジェクトでした。(椋本)
STAFF
アーキテクト:椋本智恵
コンサルタント:田端亮介
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