空室化が目立つ昭和のビル。1964年に建築され、かつては工具メーカーの倉庫+事務所+従業員宿舎として使われたこの建物も、見つけた時は完全に空室状態。オーソドックスな外観で華やかさは無いものの年齢を重ねた渋さがありました。建物が持つ趣きはそのままに、使い方を変えてみてはどうか。必要な確認申請をクリアして一棟まるごとリノベーションし、国内外からの旅人が訪れるデザインホステルとして息を吹き返しました。新旧和洋混在のデザインコンセプトで、リアルな「日本」であり「大阪」を表現しています。
誕生秘話はこちらから→ACB_issue8.pdf
元応接間をほぼ原形のままバーラウンジに。
アンティークの建具を利用した客室の入口(洋室)
元宿舎として残っていた和室。板間はそのまま再利用。
暖簾で仕切られたゆったりめのドミトリー。
再利用した本棚には宿のコンセプトに合う書籍をセレクト。
タイルの懐かしい洗面台は元のまま。水回りは共同で使う。
バスルームは4カ所あり、それぞれ機器やデザインが異なる。
屋上はゲストの洗濯干しや昼寝に活用されている。
階段室。使い込まれた艶のある手すり。
OUTLINE
物件名 /HOSTEL 64 Osaka
所在地 /大阪市西区
構 造 /RC造4階建て
築年月 /1964年
施工部分/建物全体
総工費 /約3000万円
■当物件は建築基準法上「事務所」という用途から「旅館」への転用をしている。 よって新たに確認申請を受けている。
*2019年fon-su bed and breakfastに事業承継
STAFF
設計・監理:中谷ノボル
枇杷健一
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