美術教師の夫婦は、新しい家に劇的な生活の変化を求めるのではなく以前暮らした家の本質をそのままに、自分たちにフィットする要素を継ぎ足していくようにリノベーション。趣が気に入り購入した築38年のテラスハウス(戸建のように見えますが連棟住宅です)と重なり住み心地の良さが伝わってきます。
設計では壁式構造に悩まされたが、出来あがってみたら良い景色。
玄関からはじまるローズウッドフローリングのヘリンボーン貼
「木・ステンレス・白と黒」がテーマでした。既存ドアは塗装して再利用。
タイルとステンレス、厨房機器を組み合わせた男前なキッチン。
和室だった場所へキッチンを移動。窓際の一角が妻のPCスペース。
台所の端にいいサイズのパントリー。足元は大判タイルで貼り分けた。
帰ったら玄関からパントリーを通って台所へ。洗面所へも近道で便利。
白×ステンレスの見た目が清潔で気持ち良い家事室。洗濯→干す→たたむ→しまうの動線が想像以上に便利だったそう。
同じ顔をした2階建てが連なる閑静な住宅街。
入居者の声
アートアンドクラフトは、「おしゃれ」であることと「法令順守」がしっかりしている会社でした。「お客さんに合わせて何でもできる」という会社が多いなか、できることとできないことを最初から明確にしていて(時には厳しすぎるほど)信頼できました。良い物件であれば、現在の同じ値段では到底手が出ない丁寧な仕事がしてあることがあります。それらは残しつつ限られた枠で何ができるか考えるのは楽しい作業でした。暮らし始めて経年劣化など予想していなかった問題もあります。アフターケアも細やかにしていただいています。これは中古物件がスタートである以上、大事なことだと思います。個人的には、子育て世代ママのおふたりが担当のため、共感できるところも多く居心地の良い空間になったのかと思っております。
OUTLINE
物件名 /S邸
所在地 /吹田市
構 造 /壁式RCメゾネット連棟建て
築年月 /1977年
竣工月 /2012年7月
施工面積/118.31㎡
担当者より
初めての打合せでご自宅に伺った時。初対面なのに穏やかになれる、 心地いい空気を感じました。漂ってるものが温っかいんです。ただ甘いだけじゃなくって凛ともしててなんでだろ~?見渡すと、昔からずーっと大切に使われてる家具達がいっぱい。この家族の廻りにいるもの達は丁寧に大切に末永く使ってもらえる!そういう事だったのですね、この雰囲気は。私がしたことは使いづらい所を直し、長く使える住まいに変える。塗装や棚の造作などは自分達で。その切り分けも潔いのです。自分達にとって大切なものは何かを各所でしっかりお持ちのご家族。家も誇らしげで嬉しそうです。(木村)
STAFF
設計監理:木村久美子
コーディネーター:中村美保
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