大阪のキング・オブ・リバー「淀川」【まちコラム】

大阪のキング・オブ・リバーは「淀川」だと言っても誰も異論はないでしょう。大きすぎる存在がゆえに、紹介するにはメジャーすぎますが、水都大阪を流れる数多くの川の大親分である淀川に改めてスポットを当ててみました。

治水との戦いであった大阪の歴史

大川(旧淀川)、中津川、神崎川に分流していた淀川ですが、明治に大規模な治水工事で開削され、現在の淀川(新淀川)となりました。現在の淀川では船の往来はあまり見かけませんが、昭和初期までは舟運(しゅううん)は生活に欠かすことのできない交通・物流の手段で、江戸時代の最盛期には上りと下りを合わせて1日320便、およそ9000人が利用していたそうです。

左から、現役の毛馬排水機場、毛馬水門、毛馬閘門(けまこうもん)。

淀川大堰(よどがわおおぜき)。手前は工事中で船が往来できるよう閘門が建設されています。

淀川と大川が分流する都島区と北区の区境には、現在では役割を終えた「毛馬閘門・洗堰(あらいぜき)群」が土木遺産として保存されています。

 

淀川の話から脱線しますが、治水のための土木構造物として大阪市内には三大水門と呼ばれる安治川水門、尻無川水門、木津川水門があります。

大阪にも甚大な被害を及ぼした2018年の台風はまだ記憶に新しいと思いますが、この台風では三大水門が市内への高潮を防ぐ役割を果たしました。

▶台風のときの映像

https://www.youtube.com/watch?v=rlAhpDPphLk

三大水門の一つである尻無川水門。他の2つも同様にアーチ型の水門です。

大阪の土木構造物が気になってきた方にはこちらがおすすめ!

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河川敷の魅力

「淀川」と聞くと何を思い出すでしょう。人によって思い出す光景は様々なのではないでしょうか。

淀川の魅力は何と言ってもその河川敷です。川幅が広いゆえに大きく取られた河川敷の利用のされ方は実に様々。

コンクリートの山がそびえ立つ梅田側とは対照的に十三側(右岸)はゆったりと穏やかな時間が河川敷には流れています。

バーベキューやランニング、サイクリング、野球は想像しやすいですが、レジャーシートを広げて上裸で日光浴をしている人や、テントやタープを張ってアーバンキャンプを愉しむ人々、管楽器と打楽器でマーチングをするグループなど、とても豊かだなぁと感じる光景に出会うこともあります。

淀川に接するエリア

淀川の左岸は枚方市、寝屋川市、守口市、旭区、都島区、北区、福島区、此花区に接し、右岸は三島郡島本町、高槻市、摂津市、東淀川区、淀川区、西淀川区に接しています。淀川を身近に感じられる暮らしのエリアは大阪府下にはたくさんにありますが、河川敷の特性はエリアによって大きく変わるので、次の引越し先は淀川河川敷を散策しながら妄想してみても!日常に淀川の河川敷があればきっと暮らしは豊かになりますよ!

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より淀川を探りたい人は!

淀川をもっと知りたいという方は、枚方船着場から八軒家浜船着場まで、淀川を思う存分堪能できるクルーズもあるので、参加してみてください。

▶ 淀川浪漫紀行

https://suijo-bus.osaka/cruiselist/detail.php?seq=266

枚方にある淀川資料館も淀川の歴史を学ぶにはおすすめのスポットです。

▶ 淀川資料館

https://www.kkr.mlit.go.jp/yodogawa/shisetu/yodo-museum/index.html

 

 

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文:西川 純司 (アートアンドクラフト/宅地建物取引士/一級建築士)

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