中古マンション内見の際のチェックポイント – リノベーションコラム

物件探しをスタートして、初めての内覧。ワクワクする気持ちと一緒に、「どこに気をつけてを見たらいいの？」と、不安に感じる人も多いはず。今回は、そんな人に向けて中古マンションの内見の際に気をつけるポイントをまとめました！

建物全体・共用部のチェックポイント

どんな部屋だろう…？と、ぐんぐん部屋に向かって進みたい気持ちもあるけれど、ちょっと待って。部屋に向かう前に確認したいポイントがたくさんあります。ひとつひとつ確認しながら向かいましょう！

• エントランスや共用廊下はきれいに清掃・管理されている？　…　古さは関係ありません。きれいに清掃されてゴミなど落ちていないか、花壇や植栽などが手入れされているか。管理がどの程度されているかのバロメーターになります。
• ゴミ置き場や自転車置き場もチェック！　…　自転車は整頓されている？ゴミ置き場にゴミが放置されていない？住人が大切に住んでいるかどうかが、このあたりから見えてきます。
• 掲示板にお知らせは貼ってある？　
…　注意事項やお知らせがたくさん貼っているマンションは、管理組合が機能して良い住宅環境を保っていこうと活動していると考えられます。
• 外壁タイルの剥離や手すりの錆び、塗装の剥げなどがないか。　…　築年数が経過するとどれも起こる現象ですが、メンテナンスがきちんとされているか、不具合が長く放置されている様子はないかを見ておきましょう。
• 管理人の勤務形態をチェック！　…　ほとんどのマンションには管理人室があり、窓口が何曜日の何時に空いているかが記載されています。長ければ良い・短ければ悪いというわけではありませんが、暮らしに関わるところなので確認しておきましょう。管理人さんがいれば、どんな人か、少しお話をしてみるのもよいでしょう。

室内のチェックポイント

さて、共用部を通り抜ければ、いよいよ室内です。室内を見るときに気をつけたいのは、表面の仕上がりに惑わされないこと。間取りや内装はリノベーションで変えられます。リノベーションで変えられないところをチェックしましょう。

リノベーションで変えられないところ

• 眺望、日当たり、風通し　…　室内は間取りで多少の工夫はできるものの、部屋全体の眺望や日当たり、風通しは大きく変えるのは難しいところ。できれば、たった状態だけでなく、座ったり、可能なら寝転んでみたりして各部屋の状況を確認しましょう。心地よいと感じるかどうか、も物件を選ぶところの大切なポイントです。また、極端に湿気が溜まりやすくカビが生えている/カビ臭いところがないかなども確認してみましょう。
• 窓、玄関扉、バルコニー　…　これらは、区分所有者が所有する「専有部分」ではなく、「共用部の専用使用部分」という取り扱いになります。マンション全体の所有者で共有しているものなので勝手に交換したり変更するのは難しい部分だと考えておきましょう。
• 水廻りの縦配管の位置　…　水廻りの位置と、そこにつながる縦配管のいちを確認し、想定される給排水のルートを把握しておきましょう。必ず実現したい間取りがある場合は、そのための水廻りの移動が可能かどうかを担当者に相談してみてください。
• エアコン、追い焚き配管の設置可否　…　物件によっては、共用廊下側の部屋にエアコンを付けられなかったり、追い焚き配管がない物件では追い焚きをあとから付けるのが難しいことも。優先したい条件に入っている場合は、エアコンや追い焚き配管の設置可否も確認しましょう。
• 給湯器、分電盤　…　給湯器と分電盤は写真に撮っておくとベター。あとから号数や回路数などを確認したいときに便利です。