2021年3月2日 のアーカイブ

3/12(金)13(土)内覧会開催!沖縄のアメリカ統治時代に建てられたアパート1棟のリノベーション

2021年3月2日 火曜日

この度、Arts&Crafts沖縄事務所では、アメリカ統治時代の1971年に建築された鉄筋コンクリート造の自宅兼賃貸アパートを躯体補修・補強を行いながらリノベーションで再生。

今回、不動産を所有している方向けに、改修・活用事例として内覧会を開催します。
▶︎内覧会のご案内はこちら
▶︎マンションリノベーションをお考えの方はぜひこちらもご覧ください。

LL_img_247516_1

▶︎プロジェクトの背景
沖縄県は1972年に本土復帰し、1975年には沖縄国際海洋博覧会が開催されました。
輝かしい出来事とは裏腹に、本土復帰前後から建築ラッシュに沸き、十分に塩分が除去されていない海砂がコンクリートに使用されていたケースもあり、そうした建物が今まさに危険な状態に陥っています。

▶︎プロジェクトの概要
施主は父親から本建物を相続し、1階が自宅、2・3階は6戸のワンルーム賃貸住戸でした。
本建物でも鉄筋の露出やコンクリートの剥落が見られ、構造躯体の劣化が進行。
今回この物件では、これから数十年以上安心して住み続けられるよう、アラミドシートという耐震補強材を用いて躯体補修・補強を行い、電気、ガス、給水のインフラ設備も一新しました。
また、1階部分は一部減築を行い駐車スペースを新設。
賃貸住戸は競合の多いワンルームを避け、安定した入居が望めるファミリー層をターゲットとした住戸を計画しました。

沖縄は気候風土の特性上、本州と比べると小規模な建物でも鉄筋コンクリート造の割合が多くを占めます。
鉄筋コンクリート造の建物は適切に維持管理を行えば100年以上持つと言われていますが、建築時に不適切な材料が用いられていたり、メンテナンスを怠れば数十年で劣化が進行。
さらに、木造と比較すると解体費が多分に要すため、危険な状態のまま使用、放置されている建物が少なくありません。
そうした建物も適切な補修やリノベーションを行えば使い続けられることが分かりました。

.

一棟リノベーション内覧会のご案内[無料・予約不要]

【日 程】 3月12日(金)、13日(土)
※当日の個別相談をご希望の方は、こちらからご予約ください
【時 間】 13時〜16時
【場 所】 那覇市泊1-13-6
【お願い】
*駐車場のご用意はありませんのでお近くのコインパーキングをご利用ください
*コロナウイルス感染症拡大防止のため、マスクの着用などご協力をお願いします。
*状況によっては、入室制限をさせていただく場合があります。
*情勢により開催日等変更になる可能性があります。詳細は事前にウェブにてご確認ください。
*室内での飲食はご遠慮ください
*同業者の方や学生の方の勉強のためのご参加はお断りしています。

お問い合わせ先:
Arts&Crafts 沖縄事務所
北中城村喜舎場1066
098-975-8090