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ハンティングに行ってきました!【まだがんばらせてください】

2017年7月1日 土曜日

知る人ぞ知る、こだわりコーポラティブ住宅「都住創」のとある1室。こちらでリノベーション工事がはじまるということで、解体時の現場へハンティングに行ってきました!

まずは物件のご紹介から。
1980年竣工の大阪市内の物件。いろんなプランニングの住戸が集まっていたり、ガラスブロックや天窓などなど、画一的なマンションでは見られないような外観。これはなにかありそうだぞ、と期待が膨らみます!

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中はこんな雰囲気でした:落ち着いた色目と統一されたデザイン建具で囲まれたキッチン、ゴージャスな照明器具、各部屋の入り口には白ペンキ塗りの扉と真鍮のレバーハンドル。住んでいた方、つくった方のこだわりが随所にみられます。

珍しく目に留まるものがたくさん!でも、早く目星を付けないと解体されていってしまいますので、ここは時間との勝負。たくさんの職人さんの隙間を縫いながら、現場に入って5分でまだがんばってほしいものに目印をつけて歩きます。そのあとは、解体作業の邪魔にならない居場所を見つけてはパーツの取り外しをしていきます。今回は住戸内に階段のあるメゾネットタイプでしたので、1階が壊されている間は2階で作業、終わり次第1階のものを救出、という段取りでうまく流れました◎

女性に優しい職人さんたちが、手伝おうか?と声をかけて下さるので、力が足りなくて取れないものだけ甘えさせてもらいました!ネジ穴が潰れているものは、ペンチで引き抜くしかなく、力のなせる技なのです。

救出したものたち、すでに埃まみれ!ドアノブはパーツがたくさんあって時間がかかるのと、バラした後に組み立てておかないとあとであれれ?どうやったっけ??となってしまいます。

救出したものたち、すでに埃まみれ!ドアノブはパーツがたくさんあって時間がかかるのと、バラした後に組み立てておかないとあとであれれ?どうやったっけ??となってしまいます。

こうやって分解していると、どうやって取り付けてるのかとか、こんな工夫してんねや!とか、いろんな発見があるのもハンティングの醍醐味。つくることの臨場感が解体現場で得られるという、まさに生死一如の世界です。手間暇かけて救出した分愛着が湧いて、最初は無機質な塊だったのが、時には渋いおじさんに見えたり、可愛いおばあちゃんに見えたりも?!

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ちなみに私流 ”七つ道具” はこちら。
プラスマイナスのドライバーと根気があれば、大抵のものはハンティングできます。
でも一番大切なのは、「これどこかで使ってみたい!」というココロの動き。心動かされないものは、やっぱり廃棄される運命だと思うのです。逆に、ついつい情が移ってうっかり持って帰っちゃったけど、これ、もうがんばられへんよな〜・・というものは、そっと家に持ち帰るのでした・・笑

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まだがんばらせてください
【まだがんばらせてください】

今リノベーションを計画中のみなさんはもちろん、これからという方でもピンときたらご相談ください!照明器具1つ、ドア1枚から広がるイメージづくりなんかもアリですよ◎