‘日々のひとこま’ カテゴリーのアーカイブ

25周年の感謝と野望

2019年9月2日 月曜日

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1994年に産声をあげたアートアンドクラフトが、2019年9月1日に25周年を迎えました。
25周年!なんと四半世紀! 自分たちでもびっくりです。
これまでお客さんになっていただいた方々、一緒に仕事をしてきた外部のみなさま、
本当にありがとうございます。

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2006年 解体される前のダイビル本館にオフィスがあった時代

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2014年 クラブクアトロでのライブパーティ「20周年だよ全員集合!」

始まりは、不動産デベロッパーに勤めていた同期の2人が、
もっと多様性のある「均質化されていない住まい」を供給したいという思いで、
怖いもの知らずの20代のときに独立して作った会社です。

その後、リノベーション黎明期に時代の追い風を受け、
2000年代からは住宅だけでなくオフィスやホテルなどの建築と空間に対して、
私たちが考える「あたらしい都市居住のスタイル」を発信と提案してきました。

大阪、神戸、沖縄。この先はどこに向かうか私たちもわかりません。
でも、これからも守りに入ることなく、攻める会社でありたいと思います。
まずは自分たちがやってみるをモットーに。どうぞ、ご支援よろしくお願いします!
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代表 中谷ノボルとスタッフ一同

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沖縄のパッジ屋さんで製作いただいた記念のエンブレム

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【沖縄通信】DIYコンサルティングしてきました

2019年2月8日 金曜日

アートアンドクラフト沖縄事務所は、私たちがリノベーションして運営も行っている北中城村内にあるホテルSPICE MOTEL OKINAWA(以下SPICE)内にあります。

普段は、住まいやオフィス、宿泊施設のリノベーションをお手伝いしている私たちですが、ご縁があり、昨年夏、SPICEが所在する北中城村の特産品を集めたアンテナショップ「しおさい市場」の改装(DIY)のお手伝いをしました。

beforeの室内。床は長尺シート仕上げで無機質な印象でした。

ご相談いただいた「しおさい市場」を運営する北中城村農林水産課さまによると、「内装工事を役場のスタッフだけでDIYしたい」「完成イメージスケッチはあるが予算と工期がない…」とのこと。予算内かつ工期内でイメージに近づけるために、材料や施工方法などアドバイスして欲しいと相談を受け、アートアンドクラフト沖縄事務所スタッフが出動することに!

お手伝いはまず、各仕上の素材選びと施工方法の検討からスタート。
特別な道具がなくても、また熟練の職人でなくても行える作り方を考え、ホームセンターで手に入りやすい素材を提案しました。
工程については限られた時間の中で作業ができる人数からいつ何をするのかの目標をたてました。

そして、いよいよ着工です。
初日は什器を全て搬出し店内を空の状態にします。
次に、既存の床仕上をめくり、ひたすらケレン作業(床の、土間にこびりついた糊を削りとる作業)。この作業が一番大変!みんなで握力が無くなるまでスクレーパー(カッターの刃が先に付いたコテ状の道具)で床をキレイにした後、コンクリートステイン塗料(土間の風合いを残しほんのり着色できる塗料)を塗りこの日は完了。

一番大変だった床のケレン作業。

二日目は、壁塗装です。塗装といってもまずは養生作業が必要です。

窓や床など塗料が付いてはいけない箇所全てをテープや新聞紙、ビニールで隠していきます。地味ですが、塗装の仕上がりに大きく影響する重要な工程です。塗装も、塗る面積が多く同色を塗り重ねる作業なので、結構地味作業でした。

壁一面をローラーで塗っていきます。

三日目は待ちに待ったトンカチ作業!
メイクマン(沖縄でメジャーなホームセンター)で購入した材料と元々店で使っていた事務机や陳列棚を組み合わせて、メインのカウンターや棚、看板などを手分けして作っていきます。
ようやくDIYらしい楽しい作業です。

切ったり、留めたり、ヤスったり。

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最終日は仕上げ作業です。
作ったカウンターの木部に塗装を施したり、照明を変えたりした後、冷蔵庫やレジなどを配置して完成!

after。事務所チックだった店内が明るく生まれ変わりました!

時間のない中、役場の皆さんの頑張りで素敵な空間に仕上がりました。
イメージスケッチ通りになったと喜んだり、トンカチ作業をずっとしていたいとDIYに目覚めたり、大変なことも多かったですがみんなで楽しんで作業ができました。店内リニューアルと同時に新メニューも開発されていたようで、今後のしおさい市場の盛り上がりに期待です!

「しおさい市場」はSPICEからは車で片道10分程。ぜひ訪れてみてください。
私たちも一緒に、沖縄中部地域を盛り上げていけたら嬉しいです。

【アートアンドクラフト沖縄事務所(SPICE MOTEL OKINAWA 内)】
住まいやオフィス、宿泊施設のリノベーションご相談はコチラから!

車離れとクルマ社会

2018年3月17日 土曜日

文= Arts&Crafts 中谷ノボル

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タイのバンコクでTOYOTA車を買うと日本の2倍ほどします。500万円もする車を月給10数万円の人が、大渋滞のなか嬉しそうに乗っています。車離れした日本の若い人はナイわーって思うかもしれませんが、ニッポンも平成の始め頃までは同じような状況だったと思います。車は単なる移動の道具ではなく、その人の勢いをあらわすシンボルでもありました。

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自分もかつてはイキって車2台持ちでしたが、ずいぶん前に手放して乗り物は自転車が中心の生活に。大阪の都心部で徒歩でも通勤できる暮らしでは、マイカーなしの生活に不便は感じません。そして自転車のほうがエコで地球にやさしい、罪悪感もない。そしていざ自転車派になると、危険運転する車が悪魔のように思えてきます。まるで非喫煙者とスモーカーの関係みたいに。

ところがです。仕事で沖縄へ行くようになり状況は一変。戦後のアメリカ統治以降、いまも那覇以外の沖縄は完全にクルマ社会です。自分も最初こそ自転車やバスを使ってみたものの断念。すっかりクルマ社会に染まりました。強風での自転車は辛いし、バスは時間どおりに来ない。今や、すぐそこのコンビニさえ車で行くありさまです。

こちらの高校生は在学中から教習所に通い就職に備えます。働きだすと会社へはマイカー通勤。アパートの家賃には駐車場代まで含まれているのが標準。車がないとデートすることさえできないでしょう。そう、在京メディア発信の情報に接していると、まるで日本全国の若者が車離れしているかのように錯覚しますが、大都市の中心部以外では、いまも普通にクルマ社会なのです。

欧米のコンパクトシティを念頭に「クルマ社会はもうダメ。これからは自転車や徒歩で暮らせる街が進歩的!!」みたいな論説を聞く機会が増えました。でも、それホンマ!? 人力で動く自転車のほうが進歩的だなんて科学技術は捨てたの? 極端じゃない? 公共交通が発達した都市部では自転車や地下鉄、郊外ではクルマが便利。シンプルに、状況に合わせた交通手段を選択すれば良いだけな気がします。

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一方で、自動運転で排ガスもゼロ、そんな地球にも人にも優しいEV車が一般的になる未来はすぐそこ。その頃には、また新しいトレンドや意見が生まれているんでしょうか。でも現段階では、当社が沖縄で運営する SPICE MOTEL へ自動車で来てくださいね。モーテルっていうくらいですから、クルマ前提の立地なのです。スタッフ一同、お待ちしておりまーす!

【コラム】木造戸建ての耐震化工事

2017年5月30日 火曜日

text=枇杷健一(Arts&Crafts 設計監理部門マネージャー)

平成28年度の大阪市耐震改修促進計画で大阪市の木造戸建ての耐震化率を調べてみたところ予想より高く64%でした。えっ!ホンマ?と思い詳しく見れば1982年の新耐震基準以降に建った家はひとくくりに耐震性がある住宅として評価されていました。

一方、新耐震基準以前に建った家の総数は約12万戸弱でそのうち耐震性がある住宅は2万戸で約17%と少ないです。データでは耐震性がある・ないの評価を1982年の前か後かで分けていますが、現場目線では築年数が浅くてもバランスが悪く耐震性が不十分で危険な家はありますし、築年数不詳でも、大工さんの丁寧な仕事が見て取れる耐震性が十分で安全な家もあります。

普段の実務では一概に築年数だけではなく、個々の建物の状況と所有者の維持管理状況も勘案して耐震性を評価することが多いので大阪市の耐震化率には少し違和感を感じてしまいます。

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人力で梁の入替え作業中。他に柱の入替え、耐力壁追加、新規基礎など新築基準同等の耐震化工事を自社の再販物件で実践


大阪市の耐震化率の現状はさておき、これから木造戸建てでリノベーションを考えている方は耐震化工事にも少し目を向けて、「同時期の実施」をぜひオススメします。

と言うのも、耐震化工事単体にかかる費用を見てみると解体費に20%・耐震補強費に40%・復旧費に40%といった内訳となる場合が多く、注目したい点は「剥がすこと貼り直すこと」に総額の60%が掛かっているということ。
いつ起こるかわからない地震に対する耐震化工事が勿体なく思え、費用負担に踏み切れないという傾向が、特に持ち家の方に多く見られます。

でも、リノベーション工事と同時に行えば、間取りの改変や仕上げ材の更新など、「剥がすこと貼り直すこと」は一度で済み、単体の耐震化工事と比較すればコストを抑えることができて耐震化工事のタイミングとしては合理的な訳です。

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アートアンドクラフトの木造戸建ての耐震指針

続けて、アートアンドクラフトが考える木造戸建ての耐震化工事についてもう少し掘り下げていきましょう。冒頭で書いた通り、木造戸建てをまるっとひとくくりに語ることは困難で実務では建物毎の精査はもちろん必要ですが、これまでの木造戸建ての改修実践を元に「現実的な費用で実施可能かつ効果的な耐震化」の方法から、「時間もお金掛かるが、構造建築士も太鼓判を押す現行法最高水準の耐震等級3を目指す耐震化」まで、ユーザーにできるだけわかりやすい目線で6つの選択肢を軸に方針決定をしやすいように「耐震指針」をまとめています。

建物毎の状況やリノベーション予算は様々です。目指す耐震化工事の設定やそれに必要な時間や予算、そこから得られる恩恵をふまえ、ユーザーが理解と納得をし方針決定することで、建物全体の耐震化まではしなくとも、”就寝時の倒壊被害からは逃れるため寝室にはシェルターを設置”、”浮いた予算は間取り変更や仕上げ材にまわす” など予算に優先順位をつけて、耐震化とデザイン的な部分への予算配分イメージもわきやすくなるはずです。

木造戸建てリノベーションを考えているけど、大きな地震のニュースがある度に、耐震性能に不安を抱いていた。耐震化工事についてもっと詳しく聞きたい方はぜひご相談ください。

特集「あなたの部屋、見せてください!」〜番外編②〜

2017年5月13日 土曜日

大阪R不動産ではこれまでたくさんの水辺物件を掲載し何度もコラムを書いてきました。
でも、ごめんなさい。まだまだ伝え足りないのです、水辺の気持ち良さ。

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募集時の様子。何と言ってもリバービューが特徴的な物件でした。

土佐堀川沿いの1戸建て。なんとも贅沢な立地に佇む「オアシスな屋上」という物件。
改装自由なこの物件を借りてくださったのはグラフィックデザイナーと刺繍作家のご夫婦。
イベント時のみ展示スペースを開けている!ということでお誘い頂き駆けつけました。

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屋号はMEZI。階段を上り展示スペースの2階におじゃまします。

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元々は住居だったフロアを展示スペースに改装された室内はお二人のセンスが光る空間に。
元の様子を思い出せないほどの変身を遂げていました。伺ったのは帽子、眼鏡、そして刺繍の展示会だったのですがどれも洗練された作品ばかりでため息モノ。
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半端じゃない開放感、悔しいくらいのリバービュー。居心地良くてついつい長居してしまいました。やっぱり良いなぁ、水辺物件。
この場所は企画展示時のみ開けられるそうなので、素敵な作品と場所を体感しに、機会があれば是非訪れてみて欲しいと思います。

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右:繊細な刺繍作品が壁に飾られていました

■MEZIさんの活動はこちらからご覧ください


なお、本物件の1階は現在入居者募集中!
残念ながらリバービューは得られないのですが、改装OKでポテンシャルに満ちた空間。
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ご興味ある方は物件ページから詳細をご覧ください。
男のロマン


連載第1回「女ひとり店主の味方
連載第2回「YES!マイノリティ
連載第3回「番外編 その1