WORKS

施主×設計者×職人で作り上げたイメージ通りの住まい

大阪の中心地を流れる堂島川のほとり、水都大阪を体感できるバルコニーからの眺めは何物にも代えがたく、リノベーションの素材としても長年人気のマンション。施主のお二人が賃貸でお住まいだった部屋が売りに出されることになり、購入+リノベーションに踏み切りました。どこが居心地いい場所なのか知り尽くし、明確なイメージを持っていたお二人。通常は時間をかけて打ち合わせをするプランはすぐに決まり、素材選びに非常に時間をかけた案件です。

「ビニルクロスは使わない。質感を大事にしたい。」というご要望から、モルタルと塗装をベースに仕上げた室内

バルコニーを背に眺める室内。モルタル床はステインで着色し、ムラのある黒色に。天井には業務用エアコンを設置。冷媒配管を隠すために、外部工事で使用されるラッキングを採用し黒塗装で仕上げました

冷蔵庫やウォーターサーバーを隠す引込戸

大工による造作キッチン。天板はモルタルで仕上げました。扉や棚の"グレー"は現場での調色に施主自らも立会い、室内全体のバランスを見ながら作ったオリジナル色。コンロは2口タイプを2個並べて設置

リビングダイニングとは対照的に暖かい雰囲気の寝室。施主のお二人が過去に泊まったホテルがイメージ

壁面を薄塗りシゴキ材床を樹脂モルタルで仕上げた玄関と、背の高いスチールのオリジナル造作建具を設置

ステンレスのミニマルシンクを洗面台に。ふたりが並んで身支度ができるよう鏡は大きく

WICには、小部屋としても使える隠せる収納スペースを遊び心でプラス

「部屋の中に階段があるのが面白い」と段差を設けたリビングスペース。雰囲気を変えるため、アカシア(左)と酸化鉄で変色させたオーク(右)の2種類の無垢フローリングを選ばれました

住戸から見る堂島川

一番気持ちがいい場所には、リラックスできるハンモックを!

入居者の声

物件を探し始めて約1年半、窓からの眺望が気持ちよく、ずっと狙っていたリバービューの物件をようやく購入できました。全体は整然と落ち着いた雰囲気にしたい。でも床や壁、金具など細部にもこだわりたい。そんな思いを担当の方に相談にのってもらい、思い通りの素材やパーツに出会うことができました。
私たちの頭に描いていたイメージを、使い勝手や見え方の細かいディテールまで考えて形にしてくださりイメージ以上の空間になりました。左官の壁のしっとりした仕上がりでとても落ち着く、心地良い住まいになりました。

OUTLINE

物件名/S邸

所在地/大阪市

構 造/SRC造

築年月/1978年

竣工月/2018年5月

施工面積/67㎡

写真:平野 愛

動画:jyota tomonori
misuzu

担当者より

デザインに対して、強いこだわりと抜群のセンスを持っているお二人。鍵の形からドアノブの質感まで、実際に目で見て納得できるものに出会うまで、じっくり時間をかけ、お二人と一緒に探していきました。塗装の色も、現場で何時間もかけて作ったオリジナルの色。もう2度と作ることはできません。施主と設計と職人がひとつになって作ったこだわりの空間です。(川本)

STAFF

設計・監理:川本美佳

コーディネーター:松下文子

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