WORKS

築年不詳×基礎からリノベーション

ひとえにリノベーションといえど、その度合いはハコや住まい手により異なるもの。祖父の代から所有している木造長屋をなんとかして住みたい、という相談から始まりました。建て直すかリノベーションするか。両にらみではじまった計画は、コストやスケジュール面からリノベーションの選択へ。いつ建てられたか定かでない建物の状況整理、融資の段取り…完成までには越えなければならない壁がたくさんありました。この先も安心して住み継がれていくよう基礎から根本的にリノベーションした家は、時間はかかりましたがご夫婦のガッツと根気で変貌を遂げました。古いものを生かしながらも新しくしたかったが、和風な家にはしたくなかった。無骨な要素のある家にしたかったというお住まいの全容がこちら。

外壁一新。大阪市内の住宅密集地なので目隠しと意匠をかねた木製ルーバー

自転車を置いておけるガレージをイメージした土間

ご主人の趣味部屋。床は既存の板間を移設

壁、天井の塗装はDIY。自らの手を加えることでとりわけ愛着が

1階奥のパウダースペース。暗くなりがちなのをトップライトで解消

1階の実用的な洗面に対し2階は居室になじむデザインで廊下に配置

暗かったキッチンを1階から2階へ。使い勝手に合わせたオリジナルデザイン

天井を解体するとあらわれた立派な梁と、天井高を活かした壁面収納。

寝室から行き来できるクローゼット

入居者の声

古いものを生かしながらも新しくしたかったが、和風な家ではなく無骨な要素のある家にしたかった。そして元の家がとにかく暗かったので 明るくなるように設計してもらいました。ただその反面、夏はとても暑くなることが住んでみてわかりました。今は夏限定で、暑さ対策をしています。やりたい事と予算にどう折り合いをつけていくかが、振り返ると1番大変な作業だったと思います。一度身心ともに落ちてしまった事がありましたが…無事に完成した時は感無量でした。 ぶっちゃけな事も話せたのも、気さくな人柄や聞き上手なお二方だったから。最近わかったことは、夫婦揃って1番好きな場所が同じだったこと!外から帰ってきて玄関を開けた瞬間、目に入る土間とその奥の部屋。住んで1年と少し経ちましたが、未だにドキっとするくらい完璧な景色(?)だと思っています。

OUTLINE

物件名 /K

所在地 /大阪市

構 造 /木造2階建て

築年月 /築年不詳

竣工月 /20116

施工面積/延床99.10

担当者より

これぞリノベーションと思えるくらい、いろんな条件が重なって難工事になりましたが、施主と施工チームが一体となり、次の世代へと受け継がれる想いの詰まった家になりました。竣工後生まれたお子様とご家族と共にいつまでも成長する家になって欲しいです。現場打合せのあと、近くの公園で街の風景を見ながら食べたKさん手作りの弁当が美味かった~(合田)

STAFF

設計・監理:合田昌宏

コーディネーター:梅山知里

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